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老後の家計簿

 

 

☆ 老後生活への提案 ☆
  
そんなに立派なことではありませんが、「老後に対する自分の心構え」程度のものです。ちょっと参考にしてください。

あくまで子供や家族のサポートを考えず、夫婦二人の世帯で考えます。
 
住居費の提案 年金生活者にとって賃貸住宅で暮らすことは、家計の大幅な逼迫を意味します。持ち家など比較的住居費を抑えられる生活を早い時期から考えることが望ましいようです。

たとえば、老後の大幅な住居費の出費回避のため余力のある50歳代に家を購入したり、大幅なリフォームすることが考えられます。
 
食費は下がらない 年を取ると素食化し、食費が抑えられると考えがちですが、実際は逆のケースが多いようです。

具体的に言えば、食事の好みは素食化していくようですが、スーパーのお惣菜やお弁当、あるいは生協Oisix(おいしっくす)などのケータリングサービスに依存する傾向が強くなるようです。
 
消耗品費も上がる 年を取れば取るほど人間は活動範囲が狭まります。以前はちょっと離れたスーパーで購入していた商品も、老後は多少割高でも近くのスーパーで買う傾向が強いようです。

これは食費も同じですが、生活必需品の絶対量が減るから生活費が下がるとは考えにくいようです。
 
医療費 医療費に関しては説明する必要がないと思いますが、医療費よりも薬代のほうが厄介だということは覚えておきましょう。
 
その他 老後はいろいろな面で情報に疎くなります。また、商品・サービスが多種多様化し、いいものを見極めることが困難です。

老後は安くていいサービスを受けたい一方で警戒心も強まります。僕は今でも携帯電話で悩みますが、老後はもっと悩んで変化を望まなくなるでしょう。
 


 

【ある年の銀行の通帳で見る年金生活者の家計簿】
 
実家の現金支出を除いた家計簿です。

両親の暮らしぶりは裕福です。収入も支出も安定して、臨時出費に備える必要もなく、ローンもありません。毎月10万円の生活費(銀行引き落とし分を除くもの)はほとんどが食費と遊びの対価です。

食費は子供が手を離れたこともあり、面倒なのかお惣菜やお弁当屋さんで済ますことが多いようです。孫が来れば(孫もいい思いができるので週2〜3回は入り浸っていますが)出前だ外食だと、かなりのエンゲル係数ぶりは否めません。2ヶ月に一度は温泉旅行にも行っています。

そんなリタイヤした人たちのお金の使い方はどうですか?
自分たちの将来の参考になりますか?
年金生活者にアパートやマンションの賃貸物件での生活が、賃貸料という点で難しいことがわかりますか?
高齢化社会がもっと進めば、年金収入の減額や税金や社会保険料の増額に準備しておく必要を感じましたか?

老後は趣味に興じたければ、もっとその時期の収入を増やすか、財産を増やしておかなければなりませんね。あまり先のことを考えても仕方ありませんが、少しは考えておく必要があるのかもしれません。
 
  1月 2月 3月 4月 5月 6月
給与(父) 63,279 79,685 86,547 84,563 105,799 88,851
年金(父) 0 173,521 0 173,521 0 173,521
年金(母) 0 119,282 0 119,282 0 119,282
収入合計 63,279 372,488 86,547 377,366 105,799 381,654
保険料 32,790 32,790 32,790 32,790 32,790 32,790
水道料 3,540 0 3,820 0 3,860 0
電気料 5,525 6,201 5,984 4,874 5,586 5,123
ガス料 1,920 2,108 1,524 1,543 1,689 1,475
電話料 9,954 8,596 11,251 10,894 9,958 11,410
固定資産税 0 19,000 0 0 21,600 0
住民税 30,000 0 0 0 0 9,600
国民健康保険 25,000 25,000 0 0 0 0
支払合計 108,729 93,695 55,369 50,101 75,483 60,398
収支残高 −45,450 278,793 31,178 327,265 30,316 321,256
  
  7月 8月 9月 10月 11月 12月
給与(父) 105,163 114,763 107,275 93,083 23,574 89,651
年金(父) 0 174,111 0 172,833 0 172,833
年金(母) 0 118,899 0 119,799 0 119,799
収入合計 105,163 407,773 107,275 385,715 23,574 382,283
保険料 32,790 32,790 32,790 32,790 32,790 20,990
水道料 4,110 0 4,280 0 3,660 0
電気料 4,829 9,287 8,618 5,412 4,273 5,321
ガス料 1,286 1,774 1,392 1,926 1,124 2,146
電話料 9,147 21,352 9,510 7,788 8,398 10,851
固定資産税 19,000 0 0 0 0 19,000
住民税 0 7,000 0 7,000 0 0
国民健康保険 25,200 21,000 21,000 21,000 21,000 21,000
支払合計 96,362 93,203 77,590 75,916 71,245 79,308
収支残高 8,801 314,570 29,685 309,799 −47,671 302,975
 
  • 父は週2〜3回アルバイトをしています。
  • 父は平成15年途中に定年退職したため、翌年(平成16年)の国保・住民税は収入に関係なく高めになっています(所得税はその収入時に応じて課税されますが、国保・住民税は前年度の収入に応じて課税されるため)。
 

 

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