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マレーシア・レダン島の旅行記(潜)
【腹くくって食いまくって“らしく”あれ!マレー!】

(2013年8月9日〜2013年8月17日)

★ 6日目 




 

6日目。前日からシュノーケルに行こうと決めていた僕の朝は早い。打撲の症状を確認したかったのと軟膏を塗りたくりたかったから。前向きである。南の島だけに南向きかもしれん。
 
レダン島
 
しかし、そんな心意気も朝トイレに行ってポッキリ折れそうになった。

ウン●が、ウ●コが、トイレに浮かんでいるよーーー!

なんでだ、地の底から逆流か?と驚いていると異変に気付いた嫁がすたすたとトイレに来てさらっと水を流して証拠隠滅を図りやがった。

お前か、オレのさわやかな朝をぶち壊したのはお前なのか―――!
と問いただすと、夜中トイレに行って、流したかったけど周りに迷惑だから流せなかったの、と申し開きしやがった。納得。確かに夜中に轟音をまき散らすことはニッポン人失格だ。なんて夜中に思慮深いのだ、感心した。朝食食った。仲良くなった無責任ヒーローにシュノーケルを勧められた。感動した。
 
レダン島
 
 
そんなわけで、朝の危機、言い換えると
「クライシス イン ざ モーニング」を克服し、僕はシュノーケリングに行ったんです。船に乗るときは手負いの僕を心ある隣人が手助けしてくれると信じて…。人間って信じることをしてしまう生き物なんです…。無残。
 
レダン島
レダン島
レダン島
 
今回のシュノーケリングポイントは無人島ビーチ近くのポイント。サンゴの素晴らしさと魚の優雅さに痛みさえ忘れて無の心境でした。シュノーケリング中って、結構無の心境になる。
そんな無心でいたら、朝のウン●流さなかった問題を思い出してしまった。夜中に流さなかった英断をあんときは誉めたけど、

寝ててウン●したくなるか?

僕にはわからない。そんな嫁に誘われて無人島ビーチに上陸。サンゴで3カ所足を切る。やぶれかぶれ。ビーチでシュノーケリングで冷えた体を温めながらのんびり。いろいろあったんでちょっと感慨深い夫婦の光景でした。愛です。ウン●を凌駕した愛です。
 
レダン島
 
しかし海難事故とは突然に。そろそろ船に戻ろうかとビーチを離れ、先を泳ぐ嫁を見ながら、キックだけで付いていく僕にまたトラブルが。ビーチでくつろいでいたら砂がシュノーケルに詰まり、シュノーケル弁は開きっぱなし。口の中に思いがけず海水が注入され続け、そんな異変も知らない僕はパニくり、ままならない右腕で必死に船まで辿り着いたのです。

ひとりで…。

嫁は船上で濡れた髪を拭き、心ある隣人はサメを見たと騒いでいやがる。やはり信じる者は自分だけだったようです。

下の画像は海から眺めたレダンカロンリゾート。
 
レダン島

 

 


午前のシュノーケル部活動の後、泳ぎ足りなかった嫁は目の前のビーチからハウスリーフに向けがむしゃらに泳ぐ。たいした発見はなかったものの、かろうじてニモ(クマノミ)を見つけ得意顔。

 
レダン島
 
一方の僕は、天気も良かったんでロッジの写真を撮りまくった。適度なフレンドリーさと自由さがあらためていい感じのこのロッジ。夏休みの計画中、ここと英文でやりとりしている際、英語が苦手な我が家は翻訳サイトをよく利用し、ここのホテル名の意味を知った。

原文(英語):Redang Kalong Resort

約文(日本語): レダン・ジャワオオコウモリ・リゾート

誤解されると困るので言っておきますよ。小さいオオトカゲは見てもオオコウモリは見ていない。オオナイシュッケツは見た。そんなレダン・カロン・リゾートでした。

 
レダン島
レダン島
レダン島

 

 

ハイ、午後のシュノーケル部活動開始。

舟に乗る。毎回違うポイントに連れて行ってくれるんだけど、今回は様子が少し変だ。普段よりスタッフの荷物が多い。パンとか持ってる。船上パーティーか?と思っていたらマリンパーク(海洋公園)に行くらしい。参加者に子供が多かったので、粋な計らいかリクエストかわからんが、行ってみたかったからちょっと嬉しい。

 
レダン島
 
到着後スタッフの持っていたパンが配られ、僕はポケットに忍ばせたのに、嫁は手で持って海に入ったためオサカナパン争奪戦が繰り広げられる。小魚に囲まれ姿を消す嫁よ、見事なイリュージョンじゃないか!


そんな餌付け上等のマリンパークに人工的なさみしさを感じる人もいるかもしれない。でもこれはこれで楽しいのですよ。立派なサンゴもあるし、小魚の群れなんて早々見れるもんじゃない。写真を撮ろうとするたびにカットインする小魚にツッコミを入れながら泳ぐのも一興。カメに会えるという情報もあったけどその願いは通じず。他のシュノーケルポイントが比較的魚よりもサンゴの森を愛でる感じだったのでこのお魚パラダイスはレダンの中では違った趣があるんじゃないかな。
 
レダン島
レダン島
レダン島
 
 
夕方にはスタッフが前庭のヤシの木によじ登って、ヤシの実を落とすアトラクション?もあった。猿みたいな身のこなし。そしてヤシの実ジュース、もちろん売り物です。

 
レダン島

そんで夕食。ここの食事は、ほぼ食材が同じで味付けを変えて提供してる感じかな。
翌日僕たちは旅立ちます。たった3日しかいないのに、翌日ここにいないだろう自分たちが想像できん。そんな感傷に浸りながら、今日着た水着が乾いたかも気になる。ときどきあるセンチメンタルってやつです。


 
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