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ハノイ・バンコクの旅行記 '18(2日目)
(2018年8月11日~2018年8月19日)








 

2018年8月12日(日)
 
いつも早起きの初老にだって、こんな早起きはつらい。フライトの時間が6時40分、2時間前にはホテルを出たい。

ってことは4時起きか?

4時起きってことは前日までの日本時間で考えたら午前2時だね!

と本当は午前6時なのにネガティブ思考が時計の針を逆に回しちゃって、絶望的なことを考えて後悔する。

もちろんそんな時間なんでGrab Taxiでドンムアンに向かう。4時29分ピックアップだ。まっすぐだ、運転手が回り道できないくらまっすぐ行けばそこがドンムアンだろ(←一方通行を迂回して幹線に乗るのが正解だった)。185Bだった。
 
 
エアアジアFD642 DMK 6:40 ⇒ HAN 8:30

ハノイ ノイバイ空港着。そう言えば、ハノイに来るのになんで直行便じゃなくてバンコク経由なんでしょうか?LCCも安いけどベトナム航空も高くないぞ。夏休み8泊分をすべてハノイに捧げる勇気がなかったのか?

そんな自問自答を楽しんでいたら嫁から即答を頂いた。エアアジアのバンコク便のセールに飛びつき、後日バンコクに着いてどうしようかと悩み、結果ハノイでも行くかとなったらしい。ハノイに行きたくてじゃなくて、ハノイは後付けだったのか・・・。
 
 
ハノイノイバイ空港からは86番のバス。

深夜着でもねえし、時間に余裕もあるんで、節約家らしくバスですよ。ひとり3万ドンから値上げされて3.5万ドン(175円くらいか?)。乗り場は案外簡単に見つかるし、一律料金だから安心だな。

しかしその乗り場の前に怪しいちょっと豪華なバスと、86だ、86だと叫ぶ係員が待っているがな。バスが発車してしばらくすると車掌さんが料金を徴収しに来て、降車場所を聞いてくれる。で、降車場所はカタカナで言えばチャンクアンカイだったから、車掌さんに聞かれたときは浮かれ気分で「チャンカワイかーい!」と嫁にツッコム風で言ってみた。2回目で通じた。この方法はオススメだ。
 
 
乗車時間およそ50分でTran Quang Khaiのバス停到着。車掌さんが親切に降車場所で教えてくれる。降車後、バス停に向かって「チャンカワイかーい!」そんなオヤジギャグを連発しても本日のハノイは寒さ知らずのようです。

はい、暑いです。
 
 

このバス停で降りたのはホテルから近いというよりも、ハノイでの現地ツアー探しのため。ホテルのチェックインには時間が早すぎるってのもある。

でも旅行会社でツアーを探す前に、まずベトナムに来たんだからそれらしいもんを食って、胃を満足させなきゃダメだろ。空腹だったら、旅行会社で落ち着いて、時には粘って、ツアー探しがちゃんとできない問題だ。

で、自腹ですがウエルカムフルーツがてらバス停から程近いNguyen Huu Huan(グエンヒューフアン)通りのCửa hàng Chè Ngonさんにフルーツとチェーを求めて行ってみた。

時刻は10時前、開店準備中だった。。。

次こそはと現地で働く人オススメのブンチャー屋Quán Bún Chả Que Tre(ブンチャークエチェー)さんに行ってみた。開店準備どころか違う店になって営業中だった。これを旅の醍醐味とポジティブに捉えられるハートが欲しい。


仕方がねえ(←失礼)から、おやつ・夜食部門で考えていたBánh Mỳ P(バインミーP)さんに行ってみた。ミートボールのバインミー(24,000ドン)お買い上げ。卵トッピングは味がボヤけたらと思って止めておいた。
 
 
パリパリのバゲット、ふわふわのミートボール、しゃきしゃきのキャベツ、それらをまとめ上げる甘酸っぱいソース、笑っちゃうくらいウマいです。はい、笑いました。

おやつ・夜食部門には不適切なくらいボリュームたっぷりです。安い、うまい、早い。そして量が多い。最高。
 
 

もう満たされている。これで心置きなく旅行会社と対峙できるぞ。そんな心意気でシンツーリストのある通りに行ったのに、今度は対峙する相手が誰なのか迷う。シンツーリストがいっぱいなのだ。少なくとも正解の店の近くにニセモノが2店舗ある。

まずワタクシの調査ではココだろ!な店に行ってみた。本物はココだと確信した。欧米人旅行者も2組いた。

ただ念のため他の2店舗にも行ってみた。おばちゃんが待ち構えていた店は明らかに低価格で看板もPOPだし怪しさ満載だったので却下。もうひとつの店で出された名刺が混乱を招く。ホーチミンのシンツーリストでもらった名刺と同じものじゃねえか。

まあ旅行会社の名刺なんてニセモノが横行する国で無意味なんだけど、その名刺の旅行会社の写真が更に混乱を招く原因だった。写真の看板の住所は52番地(←本当は『号』と言うべきなのか?)。こっちの店も本物と思われる店も看板には52番地の表示(ってか同じ看板)。

52番地にあるほうが正解だと思ったら、本物だと目星を付けていた店のお隣りの住所が36番地?52-36=16?お隣同士で16も飛ぶ?もうわからん、ネットで調べよう、wifi環境が必要だ、ホテルにチェックインだ、そうなったのは賢明な判断だったのかもしれん。

結果、やっぱり番地問題がネックになり、もっと調べたらNguyễn Hữu Huân通りにシンツーリストがもう一店舗あって、そっちはニセモノが周りにないからわかりやすいという口コミに感謝してそっちに行ってみた。
 
 
Nguyễn Hữu Huân通りのシンツーリストは確かにわかりやすい。

でも新たな混乱が待っていた。まずシンツーリストの兄さんが日本語で話し掛けてきたこと。失礼ながらベトナムで日本語を話せるってのは腹黒いヤツしかいないと思ってる(ゴメン)。しかもツアーの質問をすると即答じゃなく、しばらく考え込んでから返答するからますます怪しい(ゴメン)。

独学で日本語を勉強しているらしく、回答は即答できるんだけどそれを日本語に脳内変換するのに時間が掛かっているだけなのに(ゴメン)。

で、ハロン湾ツアーとタムコックツアーを申し込みたいけど兄さんにハノイの天気予報なんか聞いてみた。兄さん苦笑いで

マイニチアメカミナリデス。。。

もう大爆笑、しょーがないからその場の空を見て、タムコックは保留して明日のハロン湾ツアーを申し込む。その後雑談でハノイのもうひとつのシンツーリストの話をしていたら、兄さんまた苦笑いでニセモノオオイデス。ごめん大爆笑。
 


シンツーリストを出て小腹が減ったのでやっぱりブンチャーを食いに行こう。

ちょっと遠いけど口がブンチャーなんだからしょーがない。ココロしてブンチャーを食いやがれ。BUN CHA 34(ブンチャー34)さんです。ブンチャーの味なんてほぼほぼ一緒。なぜここのブンチャー屋に来たか?それはつくねに紫蘇が巻いてあるから。

注文はブンチャー(35,000ドン)と茶(3,000ドン)各2つ。
 

ブンの量は豪快。盛り方も豪快、炭火で焼かれた豚バラの量もハンパない。ヌクマム香るつけダレは酸味よりも甘みが強いけど、ニンニクが入ってるんで箸が止まらず、おまけに口の中のウマウマも止まらねえ。

お目当ての紫蘇つくねはこんがり焼かれ、紫蘇感よりもパッと見で真っ黒に焦がしちゃった感も否めない。紫蘇の風味がつくねやタレに沁みてウマウマなんだけど風味ほのかで紫蘇マニアには生の葉っぱの方がパンチ力があって個人的には好きかな。
 
 
 
ブンチャー屋さんのあとはデザートを食いに行く。歩いてすぐのMinci Puddingさんだ。店名をpuddingとしながらもメニューではカラメン表示。

おっとハノイで衝撃だったのは、プリンってホーチミンではバインフランたったじゃねえっすか?それなのにハノイではcaramen(カラメン)って言うらしい。源氏名か?京都では忍だけど、神戸じゃ渚か?
まあいいや、しかしここでプリンは食わん。マンゴーを食いに来たのだ。

注文はマンゴーシントー(30,000ドン)とマンゴーのチェー(12,000ドン)。
 
 
ウマいことはウマい。でもマンゴーシントーは100%じゃない(混ぜ物ある)し、チェーもココナッツミルクの下にマンゴーのゼリーみたいなものが入ってるんだけどマンゴーの味がもったいない感じだ。親切でいい店なのだ、だから言おう。

ワタクシのオーダーミスでした!!!

帰り際、ハノイではカラメン呼ばわりのプリン(7,000ドン)をホテルの冷蔵庫に寝かすため3個お持ち帰り。濃厚、弾力、風味、コク、プリンにハズレなし。
 
 

ホテルに荷物(プリン)を置いて涼んだら、散歩がてらHanoi Street Trainへ。

ホテルで涼みすぎたようです・・・。踏み切りに着いたとたん踏切の警報音が鳴り響く。急いでカメラを構えると、レンズの中には同じようにHanoi Street Trainを見に来た阿呆共がうじゃうじゃしていた。そして即撮りとガヤの多さに戸惑った末の露出不良なワタクシのカメラテクの賜物。ひどすぎる。。。
 

列車通過後「また来ればいい」と思いつつ、同業者の多さに作戦を練らねばならん。絶対朝だ、観光客が群がるだろう時間帯(今回は15時20分ハノイ発だった)を避け、絶対朝だ、時刻表を確認して、朝6時10分か9時17分だなと目星を付ける。

これが初日で良かった!!!、そうだ負け惜しみだ。
 
 
 
線路沿いを散歩したあとは今回の両替を。8ヶ月前に今回のハノイを踏まえホーチミンで多めに両替したんで余裕はあるけどハノイの両替事情も知っておかないと。

ホーチミン同様ハノイの両替もレートがいいのは宝石商らしい。Hà Trung通りにはいくつか宝石商があってひと通り店をのぞいて、客足で、特にベトナム人も御用達だからその混み方でレートの良い店を探っていると路地で座っていたおっちゃんが4つ隣の店舗のレートはいいぞとジェスチャーで教えてくれる。まさにその4つ隣の宝石商こそ最初から目星を付けていた店じゃねえか。

念のためもう1つの賑わっている宝石商でレートを聞いてみる。なるほどご立派。裏を取るためなんでレートを聞いて本命の店へと退去しようとすると、店員さんに引き留められて電卓が叩き直される。レート良化↑

でも目星を付けていた店に聞いてみないとと再び退去しようとすると、電卓がまた叩き直される。レート更に良化↑↑

気持ちはありがたいけど目星を付けていた店にも行ってみた。悪くない。でも最初の店の叩き直されたレートの方が良かったんで即リターン。両替レートにも「もう一声」は存在する。
 
 
そのあとはセントジョセフ教会経由でスーパーインティメックスへ。ハノイ滞在中のお買い物ですよ。もっとセントジョセフ教会を愛でたかったんだけど喉が渇いて早くスーパーでコーラをグビグビしたかったんだよね。写真だけ撮って置けばナントカナル。

ホテルへの帰り道、嫁が鼻息荒めで切望したCong Caphe(コンカフェ)へ。

注文はココナッツミルクコーヒースムージー(45,000ドン)。ココナッツスムージーにベトナムコーヒーをかけた感じかな。これがスムージーなのかコーヒーなのかは不明だけどデザートっぽさもあってウマウマ。お客さんみんなこれ飲んでいて笑笑。
 

ホテルで少々休んでいたら雨、スコール、雷雨。なかなか雨は降りやまず空腹を訴える19時前まで降り続く。雨上がりのホテルの前の道路、こんな感じ。

洪水、くるぶし、ゴミが流されドブ川状態。ビーサンであの川をざぶざぶ行くべきか?水がはけるまで待つべきか?潔癖症なワタクシに前者のチョイスなどあろうはずがねえ。

待つ、屍になろうとも待つ。。。
 
 
待った結果、水ははけ、お目当てのBún mọc Thủyさんに行ったら店の跡形はなく、数日後再来店してやっぱり形跡はなく、近くの人に聞いたらお昼過ぎまでしか営業していないらしい。閉業とかではなかったんだけど、しょーがないから同じ汁物つながりで、フォーでも米麵でもなく、小麦麺を中華風にいただいてしまおうと思うのです。

一目惚れです、人様の旅行記を見てそのワンタンヌードルの見た目に一目惚れしちまいました。Hang Chieu通りにあるQUÁN MỲ VẰN THẮN PHƯƠNG BÉOさんです。メニューはひとつで、汁有りか汁無しかそれだけ。はい、汁有り希望です。
 
 
どうですか、このバランスの良さに一目惚れしちゃうでしょ。
スープたっぷりのワンタン麵には、ワンタン、揚げワンタン、椎茸、エビ、玉子、そして青菜など具沢山。麵はコシのある細麺で啜り心地もいい。スッキリしたスープにこのトッピング、もう最高でしょ。



デザートはチェーだろと白玉団子目当てでChe 4 Muaさんに行ってみた。売り切れ。そんなら違うものを注文すればいいのに、「この店とは縁がないようだ」と違う店でチェーを欲する自分自身の面倒臭さが嫌いだ。

でもその面倒臭さの結果、おこぼれのお客さんをお迎えする店もある。セクシー姉さんが切り盛りするLittle Bowlさんです。セクシーサンキュー。
 
 
注文はチェーを食うのを忘れココナッツアイス(40,000ドン)です。

これがよくハノイ旅行者が食うアイスだな。昼間の店では65,000ドンしてたぞ。お味はと言えばまさに想定内。これは味に感動するデザートはなくて、ココナッツの実でアイス食べちゃってますよと感動するデザートなんだな。



寝不足&疲れ<<<<<勢い、そんな夜でした。
 


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