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ホーチミン・ムイネー旅行記(2日目)
(2015年12月29日〜2016年1月4日)





 

2015年12月30日

勉強のしすぎで不遇だった青春時代を必死に取り戻すかのように早起きなワタクシたち。ただの加齢による早起きというご意見もある。

8時半、昨夜来れなかった「駆けつけ1杯」の店『Tiem An Cat Tuong』さんへ。

カットゥーンさんて読めばいいんでしょうか?ジャニオタのワタクシたちにすれば、頑なに脱退する入口、出口、田口君がまだKUT-TUNにいるうちに来れて良かったと意味のない喜びを感じております。

そして入口に立てば、煮えたぎる鶏地獄と化した鍋にいいスープを感じますよ。
 
 
注文はフォーガーとフォーボー。パクチー抜きで頼んだフォーガーは見た目パッとしないけど鶏の濃厚な出汁が絶妙にウマし。

もっと簡単に作っているのかと思ったけどこの出汁はよく煮込まれてコクがあって絶賛もんです。パクチーがなかった分味がちょっと単調かなと思うけど、そこは香草足しちゃえばいいじゃないでしょうか。

一方のフォーボーですがこれはあっさりしてて、日本人のお口にアウアウーーーやつです。パクチーもそんなに気にならなくて、コッテリのガーとあっさりのボー、なかなかいい組み合わせでした。自画自賛。
 
 
そのあとは統一会堂、サイゴン大教会、中央郵便局を観光したんですよね。

サイゴン大教会は後ろ姿が大好きです。どんな告白だ。中央郵便局の前ではアオザイを着た高校生っぽい人たちがいろんなポーズで撮影会してましたね。アオザイ赤派VSアオザイ青派の派閥闘争勃発。ワタクシは赤派を今宵も愛します。嗚呼また告ってしまったぜ。

郵便局の中では幼稚園児たちが社会見学中でした。なぜかホーチミンボーイ&ガールとハイタッチ、イエーイ♪
 
 
そんな国際親善風ハイタッチの後は、KIM THANH(キムタイン)さんで9時半なのにデザートです。イエーイ♪

注文は日本人観光客丸出しのバインフラン(プリン)とヨーグルト、そしてカフェスアダー(コンデンスミルク入りのアイスコーヒー)。
 
 
期待していたプリンは弾力が豊かで、素朴な感じでおいしいけど、ゴメン期待しすぎてしまったようです。

ヨーグルトは大ヒット。フローズンヨーグルトなんだけど、さっぱりした口どけで風味が広がって本気と書いてマジほくそ笑みましたよ。

はじめましてのカフェスアダーはなるほど濃厚です。濃厚の中にコクと旨みがしっかり感じられてベトナムコーヒーあなどれんです。
 
 
次は右だ。サイゴン大教会まで戻って、嗚呼2回目だ、日本語が達者なベトナム人に市民劇場の前でからまれ、ドンコイ通りをズズズーーっと早くもラッキープラザのタックススーパーへ。

ここで試食を兼ねておやつを買いつつ価格調査。そうこれからちょい田舎のムイネーに行ってホーチミンにまた戻ってくるので、お土産をどっちで買うか少々迷っているのだ。節約家だ、ケチではない。

そしてマジェスティックホテルを横目に、グルっとしてNHU LAN(ニューラン)です。
 
 
賑わってます。もう売り場が散らかっててどこで何を買っていいのかワタクシ立派な挙動不審者と化してしまいましたよ。ここではムイネーまでのバスで食べるバインミーを買いに来たんですよね。注文はガラスケースの一番上に書いてあるバインミーBBQ。何も言わなかったらバゲットじゃなくてパニーニ生地にされてもうた。思ってたんと違う。涙ぽろり。

そんなバインミーをぶら下げて、額から噴き出す涙を拭きながら荷物をピックアップするためにいったんホテルに戻りましたよ。そして撮影用にバインミーを広げ、一口かじり、気が付けば完食。嗚呼ウマし。
 
 
パニーニは表面をその場でほっこり焼いてくれて、思えば現地人はほとんどパニーニを選んでいたぞ。負け惜しみに聞こえなくもない。具はシェラスコっぽい肉にたっぷり野菜のナマス。お肉は薄く、しっかり焼き上げられていてどっちかと言うとジャーキー風。甘辛いのはペーストの味かな。お肉が肉々していないのとナマスの酸味でさっぱりしててバランス重視型のすげー好きなやつでした。

ホテルに帰り際、ベンタイン市場の西門前の両替所で2万円両替なり。ここは両替所2店舗並んでいるのです。

そしてザビエル君(ホテル)とは一時お別れです。今回ここまでの荷物はバックパック2つ、小さいスーツケース1つ、そしてスーツケースに忍ばせていたコンパクトに折りたためるショルダーバック1つ。ここで冬物やらをスーツケースにしまってザビエル君に3日ほど預け置く。ザビエル君、荷物を勝手に開いたら臭い靴下の刑なのであーる。ってか、そんなことしないし。
 

 
ムイネーまでのバスはシンツーリストのHPで日本から往復予約しておきました。少々高くつくかもしれないけど時間の節約なのだ。

バスの出発は14時、少々時間があったので近くのハイランズ・コーヒーで一休み。注文はカフェスアダーとツナのバインミー。
 
 
そうだ、肉嫌いの嫁はニューランのバインミーを食えず、旨そうに食べるワタクシを憎々しく眺めていたのだ。

そして、ツナのバインミーを食って和らぐかと願った嫁の憎々しい目線は近くのテーブルを見る。うなる。指差す。フレンチフライも…。店長、急いで下さい。
 
 
ホーチミン 14:00 ⇒ ムイネー 19:00

 
 
バスは行く。もっと飛ばせ飛ばせという願いは通じずほぼ定刻通りムイネーに辿り着く。

バスの話をすると、休憩は1回、出発から2時間後に15分ほど。バスの中にはスリーピングバスもあって乗りたかったけど都合のいい時間にはなかったんだからしょーがない。ちなみに行きも帰りも先頭の座席でした。ネットで早めに予約しておくとこうなるのかも。どこにも根拠はないがな。

19時前ホテル到着。メインストリートの喧騒をよそにホテルに一歩入ると庭が広がり静寂が訪れる。暗闇の中少し離れた場所から誰かに声を掛けられる。


3 nights?

そうだ、ワタクシたちは3泊する客だったのだ。普通は「お名前は?」「Mr.××?」とか言われるんだけど、なんて合理的な呼び名なんだろう。
そんなナイスなホテルはCat Sen Auberge。猫嫌いなだけにCatを警戒したけど、No Catでした。
 
 
お部屋はこんな感じ。夜だったので映り良くないね。広い、清潔、コテージ式なんで静かで落ち着くわ。ベッドも2つあって、外にはミニバーと称したキッチンもある。そして早くも3 nigthsさんと呼ばれた原因がわかった気がします。ここのホテル、ほとんどが長期滞在者みたいです。つまり居心地がいいホテルってことかな?

ムイネーでの1食目はホテル近辺のBOKE密集地へ。

5軒くらい海鮮の店が並んでいて、違う店なのに店名はみんなBOKE。飛んだボケ野郎どもだ。どの店も店頭には活きのいい魚介が並び、それをBBQで食わせてやろう、そんな心意気だ。

とりあえず、イカ好きのワタクシたちは、イカの値段を聞いて回る。思いっきり言い値だ。店ごとにキロ単価が違うのはわかるけど同じ店でも店員によって違う金額を提示してきやがる。足元見られておりますよ。
 
 
で、本日は気持ちいい一発回答をいただいたBOKE(HOA BIEN)にしてみた。店頭には話題性たっぷりのフォトジェニック(ワニの丸焼き)が焼かれておりましたが、そんな野趣溢れる遊び心はないのでイカBBQとシーフードとブロッコリーの炒め物、それと生ジュース(マンゴーとライム)なんかを注文してみた。

もうイカBBQのぷりっぷりさがウマい。身の弾力の豊かさと少し焦げた部分の香ばしさ、もうもう最高。炒め物はブロッコリー(カリフラワーじゃね?)の多さは否めないけど大満足でオンザライスしてしまいましたよ。
 
 
ムイネーの夜はバスが到着する前から更けていた。


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