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台中・台北食べ歩き旅行記(6日目)
(2018年12月29日~2019年1月4日)



 

2019年1月3日(木)

連日の蚊の攻勢で目が覚める。昨日は一匹だったのにもっといる!寝てられるか!と思って起きたら隣に顔を腫らした嫁が横たわっていた。

死体か?死体が薄目を開けたぞ?そう3ヵ所も蚊に刺された顔で嫁が恨めしそうにこちらを見る。両まぶたがすごいことになってるぞ。キミノオカゲデボクハササレナカツタヨウデス。


蚊のお告げに従い、嫁の顔を見ないように心掛けながら早めに出発した。そのせいか小潘蛋糕坊さんに辿り着いたのは7時20分、開店40分前だ。

先客は1組2名。待った。どんどん列は伸びていく。開店すると、その列のままレジへと進んでいく。メニューを見ると開店から売り切ればっかだ。

ってか、鳳凰酥(卵黄入り)しかないぞ。初めてだし10個買って、他のお客さんの動向を観察してみた。なるほど。もしかして。ふむふむ。
 

本日は実質最終日でございます。板橋站から台北小巨蛋站までMRTに乗って、第3出口で降りる。出口まで指定しているのは目的地に一番近いからではない。あっでも確かに一番近い。でもそうじゃなくて、我らのアイドル関ジャニ∞様の台湾公演(台北小巨蛋)のパンフレットのロケ地が3番出口だった。あっ昨日とほぼ同じ行程だった。

そこから少々歩いた佳味涼麵さんが本日の朝食会場です。なぜ佳味涼麵さんに来たのか?それは帰りに秦小姐豆漿店さんで豆漿をグビグビできるからです。動機が不純ですが何か?注文は麻醤涼麺(大)と貢丸湯(30元)を。

涼麺はどこで食ってもマズいは滅多にない。普通はよくある。めちゃくちゃ旨いはそうない。そんなブレの少ない料理ですが、ここ佳味涼麵の涼麵もめちゃくちゃじゃないけど満足するほどに旨い。

お近くの秦小姐豆漿店さんの涼麵と比べると、こっちのほうがタレがサラッとしているのかな。涼麺の好みで言えばコクが強い秦小姐豆漿店さんのほうが好きだけど、秦小姐豆漿店さんにはスープがないから、どっちに行くかとなったら佳味涼麵さんだな。

これでこのあと美味な秦小姐豆漿店さんの豆漿が待っているかと思うとぼかぁ幸せ者です。
その秦小姐豆漿店さんの豆漿片手にホテルでやらなければならんことがある。

小潘蛋糕坊さんの鳳凰酥(卵黄入り)を食わんと落ち着かんのです。食った。笑った。卵黄入りパイナップルケーキを邪道と思った自分を叱った。笑いながら叱った。塩分に唸った。

根拠のないマイパイナップルケーキランキングが大きく変動した。圧倒的な勝利宣言だ。早起きして、小潘蛋糕坊さんに行った自分を誉めた。早起きが苦手じゃなくて良かった。蚊の羽音に感謝したい気分だ。嫁の顔を見た。両まぶたの上が虫刺されで腫れていた。


昼食は、朝食の量は抑えたのに、小潘蛋糕坊さんの鳳凰酥という伏兵が現れたせいで空腹には程遠い。こんなときは水餃にかぎると松江南京站近くの阿娥水餃さんに行ってみた。

そうだ「ワタクシが食べればご機嫌」の水餃を食うのです。注文は前回と変わりなく韮黄蝦仁鮮肉水餃と酸辣湯40元。水餃は1個6元なり。

2人で水餃を16個頼んだからか、日本人だからか、別皿で8個ずつの登場でした。

一皿で良いのに。ってか一皿のほうが映えるだろ。相席の青年は15個なのに一皿じゃないか。そういうよそ者扱いは台湾好きには堪えるんですよ。まあしかしここの水餃は最高だ。やっぱり台北では最強だろ。黄ニラと豚肉のバランスといい、海老のぷりぷり感といい、ニラの風味も良くて何個でも食えそうだ(錯覚)。皮のモチモチ感も、餡の詰まり方も、と少々誉めすぎてみた。

次回は同じ注文(水餃の個数要相談)で花干(小菜)あたりを追加したほうがバランスいいかもな。




ランチの後は龍山寺站へ。いつも龍山寺って午前中に来がちだったんですよ。たぶん我が家の行動パターンが午前はホテルの部屋清掃のため外出して、午後はホテルに戻って昼寝パターンが多いから(笑)

しかし今回はそのパターンを捨て、あえて午後に龍山寺参拝です。

理由は聞かないでください。でも言いたい。言っちまおう。近くに華西街夜市がある。その中に華西街珍果さんがある。その華西街珍果さんこそ我らの関ジャニ∞台湾公演パンフレットのロケ地だったのです。失笑。開店時間は14時、そりゃ午後に来るでしょう。

そして龍山寺の参詣後に店頭まで行って、ってか店頭に行くまでにその怪しげな商店街に辟易したぞ。よくこんな場所に我らのアイドルを連れてきたな。そんなモヤモヤもあって華西街珍果さんに寄る気持ちは見事に萎えスルーさせていただきましたよ。

潔癖症なワタクシには、清潔だけどあの雰囲気はハードル高めでした。
 

暮れなずむ町の光と影の中、夜ご飯に出発しまーす。今回ラストの台湾飯は何にしようか?最終日はほぼノーアイデアなんですよね。何が食べたいか?食べ忘れていないか?リピートしたい店はあるか?そんなことを勘案して決めるんですよ。

ちなみに今回の旅行で重点的に考えていたのは牛肉麺と意麺だったんだけど、最初に行った店の影響でことごとく却下となりました。そんな理不尽な理由で却下された店は、六六順牛肉麵(台中)、林東芳牛肉麺(台北)、晴光意面(台北)、老店頭台南意麺(台北)、順番が違えば良かったのかもしれん。

そしてMRTを降り立ったのは信義安和站です。最後の食事は安パイで正好鮮肉小籠湯包さんに再訪です。

宜蘭の名産である三星葱をふんだんに使った小籠包。餡が皮から透けるエロチシズム。1個1個が大きくて、頬張れば素敵なスープが溢れ出てきますよ。このスープを飲むとネギ感がハンパなく、店主をネギらってやろうかと幸せな気分になっちまうぜ。

個人的には葱の旨味が薄らぐからショウガ無しで食うほうがいいのかもしれん。わかってはいてもショウガ有りで食っちゃうけどな。
この小籠包も当たりだけど、コショウを効かせた酸辣湯も三星葱が入ってシャキシャキしていて必須だと思う。ってかメニューが3つしかないから自然と必須になるけど(笑)






もちろんこれで終わるわけがない。臨江街夜市でウマそうな芋頭の店を急遽ググったのですよ。ヒットしたのは通化夜市九份芋圓さん。しかし探せど探せど屋台が見当たらん。屋台だけに所在もハッキリしない。結果、諦めが悪く再度ググった画像の背景を解析して、その場所に屋台が出ていない(休業)ことを特定する。

そして代わりに辿り着いた場所は昨日と同じだった。
小明冰果室さん。
うまうま。うまうま。うまうま。
 


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