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台中・台北食べ歩き旅行記(3日目)
(2018年12月29日~2019年1月4日)





 

2018年12月31日(月)

中国語で「有料」とは「巨乳」を意味するらしい。台中のバスは無料です。これを中国語で翻訳すると「台中のバスは貧乳です」となるのでしょうか。

本日の朝ごはんは前夜に仕入れた洪瑞珍餅店さんのサンドイッチから始まる。

洪瑞珍餅店さんと言えば台湾を代表するサンドイッチの名店ですよね。どれも美味しそうですが
芝士と草莓と柚子を買ってみました。おすすめは火腿(ハム)と蛋皮(薄い玉子焼き)を挟んだ原味のサンドイッチらしいけれどハムが苦手なので(泣)

そんなサンドイッチ、具沢山ではなくしっとりモチモチしたパン自体を味わいやがれという感じでウマウマ。芝士はクリームチーズと蛋皮(薄い玉子焼き)とスライスチーズを挟んだサンドイッチ。台湾マヨネーズの甘みが効いていてクセになる味ですな。

一方の草莓はイチゴジャムとクリームチーズとスライスチーズを挟んだサンドイッチ。イチゴジャム最強かも。ここのサンドイッチは柚子もそうだけどチーズと組み合わせてちょっと面白く、その妙がおいしくてクセになりそう。台北でもお世話になるかもしれん。
 

ふたりで 吹きさらし バス停♪

それではお出掛けスタート。歩いて数分のバス停頂湳仔(Ding Nanzai)へ。昨日はここから台中中心地に向かいましたが、今回は彩虹眷村へ行くバスに乗りますよ。

358番バス、だいたい乗車時間40分くらいで嶺東高中(Lingdong High School)のバス停に着いて、ここから徒歩10分弱で彩虹眷村に到着です。観光バスもガンガン来てますよ。

台中って言ったらココだろ!くらい有名観光地の彩虹眷村。

黄おじいちゃんが描いた絵はPOPでなかなか見応えがある。SNS映え確実ですな。ってか観光客だらけで、写真を1枚撮るために人の流れが途切れるのを待ってばかりだ。

とは言え、滞在時間は40分くらいだったかな。時間があったから来て良かったけれど、場所が不便だからココだけのために高鉄台中駅で途中下車するほどのもんでもないのかもね。

彩虹眷村からの帰路は56番バスに乗って台中市内方面へ。30分強で五権自立街口のバス停で下車しました。我が家は公共交通機関に乗るのが妙な旅情気分を味わえて好きだからバスで行ったけど、彩虹眷村の行き方はやっぱり高鉄台中駅(台鉄新鳥日駅)からタクシー往復が観光客向けなのかな。

五権自立街口のバス停で降りて、草悟道辺りを観光して、腹ごしらえですよ。食ってばっかだ。
黄おじいちゃんの彩虹眷村に影響されたわけじゃないけど黄家園蒸餃館さんです。店名からして蒸餃の店っぽいですがいろんなメニューがあるので安心です。

注文は炒青菜、蝦仁蛋炒飯、酸辣麺。店名にもなっている蒸し餃子は食わないラインナップです。

11時半頃に入店したらそこそこだったのに料理が来る頃は満席、待ち客有りの人気店のようです。
味付けはどれもさっぱりした味で、どっちかと言うと薄味かな。台湾のお店は最小限の味付けであとは自分好みに調整してねな店が多いよね。

炒青菜と蝦仁蛋炒飯に少し醤油をたらす。もう最高、間違いなし。強めの火加減でサラっと炒めて無駄に火を通さないから無造作に盛られたエビぷりぷりですよ。酸辣麺にはたっぷり酢を注入してやりましたよ。むせ狂いました。大汗をかきました。

台中に転勤になったらこの店に週3は確実だねと非現実的な無駄話までしちゃいましたよ。ちなみにジュースは無料で飲み放題。観光客が立ち寄る店じゃないけど、普通のものをおいしく食べたくなったらここでいいと思います。夜も来そうになりました。



食後は、草悟道とか国立台湾美術館、審計368新創聚落などをぶらぶらと。台中は見どころも多いのかもしれないけど、やっぱり移動手段が整備されないと観光はしにくいかな。台湾人が好きなフォトジェニックな街ではあるけど、観光客が求める街ではないのかもね。少なくとも妙齢の我が家には…。

そんなことを言いつつ、審計368新創聚落に行ったのは観光目的ではなく、美軍豆乳冰さんに行くついでだった疑惑発覚。

だって美軍豆乳冰さんは100%台湾産の大豆を使用しているのが売りらしい。大豆大好き。もう行くしかねえだろ。メニューは大豆を使ったものが多くて迷うけど、とりあえずおすすめの豆乳冰(豆乳かき氷)を注文してみた。

見た目で豆乳冰(80元)の良さがまったく伝わらないと思うけど拍手したくなるほどうまうま。ほのかに甘い豆乳の風味が豊かで、また口どけもよくて、「もっともっと」って感じ。

氷の中にはサツマイモやあずきが入っていていいアクセントになっていて、食べる楽しさもあるかな。おいしかったです。でも豆乳冰で80元はちょっと高いかな。


午睡


午睡の途中ですが、今回台中と言えばの「台湾のウユニ塩湖こと高美湿地」に行こうと計画しました。高美湿地への行き方もメッチャ調べた。ホテルからバスで行けることも調べた。でも電車もいいななんて思った。U-Bikeで風を切り裂く自分を想像した。ウユニ塩湖で撮るポーズまで選定した。3ポーズまで絞り込んだ。自分の体の硬さに改めて気付かされた。

その3週間後、干潟には満潮と干潮があることを思い出した。高美湿地の満潮と干潮時間を調べた。真逆かよ。落胆した。この失敗からワタクシは学んだ。高美湿地にはいつか台北から日帰りで行くべきだと。


午睡


昼寝から目覚めたら腹が鳴った…。

そうだったら良かったのに消化が追っついていなくて全然腹が減らねえ。しかし食わないと落ち着かねえ。よし夕飯へ行くぞ。

予定では三鮮湯包さんで湯包を堪能するつもりでした。しかし大晦日、街中ではちらほら臨時休業の匂いもしたんで三鮮湯包さんのFBで確認してみた。はい、臨時休業いただきましたよ。

でも気持ちは小籠包を欲しちゃってるわけで、ホテルから近くの京采小館さんに行ってみた。時間が早かったから良かったけど、帰る頃は待ち客有りの人気店ですよ。
注文は鮮肉湯包、蝦仁湯包それと酸辣湯。

ここの小籠包(湯包)は注文してから包んで蒸していくらしい。小籠包の生地は薄く、頬張れば熱々の肉汁があふれ出てきてうまうま。餃子も旨いけどこのジューシーなスープを味わいたければやっぱ小籠包でしょ。エビのぷりぷり感も堪能できるぞ。

台中では繊細な部類の小籠包の店で、コスパは抜群だろ。
 

昨日の約束を果たしにバスに乗る。やっぱ12月31日、台中でも大掛かりなカウントダウンライブが開催されるからバスも若人で大賑わいさ。旧正月もあるのに正月まで楽しんじゃうなんて贅沢だね。そして辿り着いた先、それは約束の場所東東芋圓さんです。

前日に仙草伍號(仙草5号)を勝手に注文したワタクシに、嫁が紅豆、大豆、芋頭の入った紅豆壹號(紅豆1号)をめっちゃ推してくるのでそれを注文してみた。みんな温かいものを注文してるけど我が家は氷ですよ。

紅豆壹號、これまたウマしだな。大豆は金時豆みたいな感じで甘く、紅豆も甘いからわかりやすい旨さだな。5号は仙草ゼリーの大人なビターさがあって、トッピングのバランスが良くて上級者向けって感じかな。一方の1号はわかりやすい味で観光客には向いているのかもね。

まあでも芋頭のペーストですよ、笑った。わかっていたのに笑っちまいましたよ。





夕飯の京采小館さんの分量が少なかった問題はある。でももうひとつ約束の場所に行かねばならん。昨夜あらためてメニューの漢字を調べまくったのだ。


そうです、連夜ここに夜食に来てしまいました。

今回は熟考した結果見た目は地味でも味重視のものを注文しました。鮮蚵蛤蜊粥です。

おそらくカキとアサリのお粥だと思う。そう信じて注文した。ドキドキした。見たことのない貝が混じっていたらどうしようかと思った。しかしサプライズは起きずカキとアサリのお粥の登場です。

エビもいなけりゃ大きな白身魚もねえフォトジェニックさが皆無です。でも食えばわかる。出汁が、出汁がいいぞ。ベースのスープを貝のエキスがよりお澄ましにした感じでうまうま。カキとアサリの味も濃厚で、身がぷっくらしてて火の通し方も絶妙。お粥って別腹だな。



街中では数時間にわたって花火が打ち上げられる。カウントダウンが始まろうとしている。日本時間の新年さえも迎えることなく眠る。
 


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