トップページへ

生命保険のお話


ファイナンシャルプランナーを名乗るとよく質問されるひとつが、この『生命保険』です。

今の保障で間に合うのか?
節税対策になるのか?
外資系の保険会社はどうなのか?

はっきり言って僕にはよくわかりません。ファイナンシャルプランナーにも得意分野があると言ったらそれまでですが、今日の時点でベストはあっても、明日の時点のベストなんてないからです。

僕の入っている保険を下に書きます。加入したときは社会保険の医療費負担率は1割でした。今では3割です。一日入院したら入院給付金5000円でお釣りが来ると契約当初は思っていたのです。しかし、今は不足するでしょう。とは言っても、契約更新時期までは黙っています。それまでは掛け捨ての定期保険で補填するつもりです。

【生命保険の分類】
主な保険の種類 特             徴
定期保険 死亡時または高度障害時の保障を目的としたもので、満期保険金はなく、保険料は掛け捨て。保険料のわりに万一の場合大きな保障が得られる。
終身保険 生涯の死亡保障を目的としたもの。満期保険金はないが、貯蓄部分を老後資金にも活用できる。保障が一生涯続くので、家族の生活保障や相続対策に向く。保険料は高め。
養老保険 死亡時の保障と合わせて、資金準備などを目的としたもので死亡保険金と満期保険金が同じ。貯蓄性が高く、老後資金の準備として活用される。
定期付終身保険 終身保険と定期保険の組み合わせ。組み合わせ比率は自由に設定できる。
定期付養老保険 養老保険に定期保険を組み合わせ、死亡したときの保障に重点を置きながら資金準備を目的とした保険。組み合わせ比率は自由に設定できる。
こども保険 契約者の子供のための保険。子供の進学に合わせて祝金が出る。主に教育費に充当する目的で利用。契約者が死亡すれば、以後の支払保険料が免除され契約は継続される。
変額保険 保険会社が顧客から預かった保険料を株式や債券を中心に運用し、その成果によって保険金額や解約返戻金も変動する商品。

 

【僕の加入している生命保険】
 
定期付き終身保険
60歳までは保障を厚く、60歳以降はお葬式代が賄える程度の保険。

60歳までは家庭に責任があり、入院することで家計を圧迫しちゃいけないし、早死にした場合に残された家族に対して充分な保障が必要。

一方、60歳を過ぎたら家庭への責任も半減すると思いこの保険に加入。基本的に財産は残せないけど迷惑は極力かけたくないと思ったのです。
共済保険
1ヶ月3000円の掛け捨て保険。医療費の負担増と上の保障が充分でなくなったため暫定的に加入。
 

 
 
【生命保険の外交さん・生保レディ】
 
彼女たちのほとんどは実は生命保険に詳しくありません(いえ、もちろん知識が豊富な方もいらしゃいますが)。上司に言われたとおり商品を売っているだけです。時々ウソをつく人もいるとか。

しかし、悪気はないのです。上司からメリットだけを詰め込まれて、デメリットは教えられていませんから。僕は仕事上保険の内容を彼女たちに問い合わせることがありますが、電話はたらい回しで最後はお偉いさんに繋がります。

保険の加入は外交員さん任せではなく、あくまでも自己責任です。


【節税効果はあるのか】

生命保険を売る人は自分たちの都合のいい事しか言いません。

『この保険に入れば5万円の税金の控除があるから・・・』とよく言われますが、実際はそんなことはありません。

詳しく言えば所得税の計算上、所得控除が5万円引けるだけで、ほとんどの人は所得税が5千円が減額されるだけです。

とは言っても、保険のおばちゃんを責めてはいけません。彼女たちは本当に5万円税金が減ると思っているのですから。
 

トップページへ