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大阪食い倒れ旅行記(1日目)
(2014年1月18日〜2014年1月20日)


通りすがりの皆さん、ご想像下さい。新幹線のホーム立つふたりのオーラを。1時間前に起きたとは思えない雄姿を。普段はライブ遠征で旅行記なんか作らない夫婦が、今回は「鼻血が出るほど充実した大阪遠征」を過ごせるように、なんびとにも負けない充実した2泊3日大阪ライフを過ごそうというのです。

といいつつ、話を交ぜ返すと、我が夫婦こそエイター。
『エイター ⇒ 関ジャニ∞のファンの相称 ⇒ ジャニヲタ』と決して認めたくはないんですが、世間的には立派なジャニヲタ夫婦。今回も関ジャニ∞のライブ参戦のための大阪遠征。土曜日、日曜日の2日間参戦を目論んでの2泊3日なのです。
当初日曜日しかライブチケットが確保できなくて、でも土壇場までわかららないわ、と希望だけを抱いたあのとき。土曜日の朝、大阪に辿り着いてみたものの、待っていたのは日曜日しか入場できない厳しい現実。嘆く夫婦は

「これは充実した時間を過ごし満喫するしか救われないわ」

とお互いの手と手を取り合うように慰め合った旅行記という記録であーる。

では、憐れみを含んだ感じでご覧下さい。これが新幹線「のぞみ」です。望みを失った人間も乗らなくてはいけない新幹線のぞみ1号です。我が家の座席だけ新幹線たかのぞみ号です。
 
もしかして昼公演(12時開演)のチケットが・・・と高望みの末早く着きすぎた大阪。8時半だぞ、店もやってねえぜ。新大阪駅のコンコースで少々暇を潰し、普段ならデパ地下でお世話になる神宗さんに、時間があるからわざわざ淀屋橋本店に出向いてしまった。淀屋橋センタービルの1階、こんな場所で塩昆布を売っていいのかと思うくらい立派なお建物。恐縮です。時間があると余裕ってやつも生まれる。邪念も生まれた。

その後は、いったんホテルに荷物を預けようと地下鉄に乗っていたら、あいつらの広告に出会った。大阪の本町あたりに建設中のOMPタワーの広告らしい。恥ずかしげもなく駅のホームで広告の写真を撮るおっさんのワタクシ。その背後からスマホを構える女子高生。その背後でニヤつく嫁。カシャーカシャーカシャー、おっさんは一眼レフ使用なのだ。
 
 
で、ホテルに荷物を置いて、向かったのはなんば千日前の肉吸いで有名な「千とせ」さん。時刻は10時35分、開店前に着こうと思ったのに5分遅れ。はい、行列。大阪で我が家的「充実」を求めた結果「もう食い倒れるしかない」と結論に至ったのは言うまでもない。行きたい店をピックアップして、スケジュールに当てて、泣く泣くドラフト会議した結果この店は初日朝ゴハンとして指名されたのです。開店時間が早くて良かったな。

そんな千とせさん、メニューはたくさんあれど老若男女みんな名物の肉吸いか肉うどんを食う。卵かけごはんも食う。ワタクシももちろん肉吸いと卵かけごはん、肉が食えない嫁はこぶうどんを食う。なるほど、なるほどです。人気店なんでウマいなって思うけど、人気のない店で同じ料理が出たらまあおいしいよねって答えるような味でした。旅先で食うB級グルメとしてはいい思い出です。
 
 
次行ってみよう。11時20分、地下鉄で通天閣に到着。恵美須さんっていうの?よくわからないけど、駅から歩く通天閣の商店街ってシャッター通りで地味でどこかの地方都市みたいで少々ガッカリ。もっと華やかな時代に来ておきたかったぜ、と動物園の方に歩いて行ったら新世界に着いて納得。華やかな通天閣発見です。

とは言ってもキャッチばっかで観光客まばら。夜だといいのかな?晴れてたらいいのかな?と「新世界かんかん」さんのたこ焼きを頬張りながら思ふ。300円、安くてウマひ昼飯だ。熱々すぎて、中がとろとろすぎて、おいしいはおいひいに、通天閣は通天はふになる。新世界は派手さとレトロさが共存してて、おもろいおっちゃんは普通に歩いていて、ヘンテコなテーマパークみたいでちょっと面白ひ。一回行ったんで多分もう行かないはふ。
 
 
本日のメインイベント海遊館に向かおうか、と嫁をそそのかし、地下鉄を降り間違えたフリをして、いざ阿波座駅で降りてみた。

そうだ、ここがさっき広告の写真を撮ったOMPタワーの建設地なのだ。広告に書いてあった「駅から徒歩2分」を勝手に検証してみた。お節介な正義感ってやつだ。確かに地下鉄口からは2分だった。ウソじゃない。ただ駅の改札から地下鉄口がハンパなく遠かったぞ。検証した証拠に写真を撮って来た。亮ちゃん、カッコいい。
 
 
呆れてうすら笑いの嫁に、「今度こそ、今度こそ」と辿り着いたのは海遊館。忘れていた、嫁は水族館と動物園とお金が大好きだったのだ。
 
まあ下手くそな写真でもご覧下さい。3時間もいて2周もしてなんですが、あんま見応えはなかったな。江ノ島水族館とか旭山動物園と比べて見せ方があんま好みじゃなかったって話ですよ。コンセプトはどうかわからんけど、いくつかのエリアの海を再現して、見る側が3階から8階まで移動することで、そのエリアを高さ(視点)を変えて見せているみたい。

たとえば、アザラシを陸上から見せたり、水中で目の高さで泳いでいる姿を見せたり、海底から見上げるように見せたりして、見せ方を工夫して生態を紹介してるって感じ。

好きだったのは、アザラシ、カメ、ジンベイザメ、マンタ、アオリイカとか。あとぬいぐるみを売りたいのか、最後に普通の水槽に展示してあったクマノミ。あれはコンセプト無視で商魂まっしぐらだな。大阪らしいぞ。

とか言いつつ、空いていて、水槽の前にベンチが結構あって、のんびりできて楽しんじゃいました。家が近くだったら年間パス買って通い詰めるけど、これはたらればの話。
4時半、海遊館後、肥後橋のモンシェールで堂島ロールを買って、さらに出入橋きんつば屋さんできんつばを買う。歩きすぎ。もう痩せるわ。

ホテル京阪天満橋。部屋は普通のビジネスホテルですが、ベッドと風呂があればいい節約家には十分(←失礼な発言)。
 
ふたたび難波。夜ごはんですよ。一飯のお世話になったのは路地裏すぎる「○丈 (maruJOE)」さん。本当に普通に歩いていたら通り過ぎちゃうような細道にあるのだ。

この店。関東人にはなじみが薄い和歌山ラーメンを食わしてくれるらしい。シナチクは好きだけどウンチクを知らないなんちゃってラーメン好きには東大阪高井田系のらーめんも初物です。

注文したのはその高井田系らーめんの「中華そば」と和歌山系らーめんの「○丈そば」。
中華そばはしっかり醤油したラーメンですが、酸味と柑橘系な風味、これにブラックペッパーがガッツリ振ってあって笑っちゃうほど調和が取れているあっさりスープですね。これにもちもちの中太麺。主張が強いスープに劣らない麺具合。いやあ不慣れな人間にはおもしろい一杯でした。一方の○丈そばは濃厚な豚骨ベースに醤油のまろやかなクリーミーなスープ。深い、深いなって感じでウマいです。もちもち中太麺にもよく絡んでクセになりそうな一杯。トッピングの炙ったチャーシューが肉というよりも、スープに深みと香ばしさを加味する魔法みたいですげえ大好きだ。キレを求めるなら中華そば、なごみを求めるなら○丈そばってとこだけど、次どっちと言えば○丈でしょ。
 
で、なんばの雑踏を歩きながら思うのです。
ドウシテタコヤキタベテタノ?
ラーメン食べて30分も経ってないのに、「わなか千日前本店」さんの行列に吸い込まれて、たこ焼き食って、そんな自分の食欲にストレスで痩せるわ。
いやいやいや熱々のウマウマで、食い意地発揮したら口の中ヤケドして、上の皮一枚はがれてその分は確実に痩せたわ。
 
食後の散歩は道頓堀。食いだおれ太郎の前で写真を撮ろうと思ったら、次から次へと記念撮影組が訪れて、他人さまが映り込まない写真が撮れん。隣で嫁が「ハイ」「早く」と大なわとびに入り込めない子どもの背中を押すように声掛けしてくれるが・・・。ここで学んだことは、道頓堀ZAZAではWAONが使えるよ。

戎橋。ナンパ橋とか言うけど居酒屋のキャッチ橋だな。襟裳岬に行った時、森進一さんの「襟裳岬」を熱唱したように、ここでも歌わせていただきました。歌うは関ジャニ∞「大阪ロマネスク」

今日も誰かが めぐり逢う
遙か 遙か 西の街
恋をするなら 御堂筋から始まるのさ
雅なるすと〜り〜♪

そんな鼻唄を聞きながら、隣で嫁が小刻みに震えていた。感動してるやつだな。
 
 
そんな感じで、最後は趣味の悪いライトアップを織り交ぜた大阪城を愛でて、関ジャニ∞のライブに行けなかったことを悔やむ暇をも与えない「充実」した初日が終わるのでした。

風呂上がりに、ベッドの隅で隠れてライブのネタバレを楽しそうに見ていた嫁を、僕はどんな心境で見て見ぬふりをしたのか誰も知らない。切なさとゲップが止まらない夜でした。
 
 

  

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