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石垣島・竹富島、の旅行記

(2010年4月17日〜2010年4月20日)

★ 3日目 ★

 

 
 

石垣島・竹富島、の旅行記 3日目。やはり天気はよろしくない。天気がよろしくなければゆっくり寝ればいい。しかし、それが出来ないから困ってしまう。

この日のホテル出発は8時半過ぎ。仕方がないから満潮の時間に合わせて名蔵アンパルと川平湾に行く。仕方がないから来たと言われても、名蔵アンパルも川平湾も困ってしまうだろう。

名蔵アンパル、まあそんなもんだろう。滞在中、名蔵大橋にクルマを停めて、写真だけ撮って、1分弱で立ち去った観光客を発見した。たぶん正解。

川平湾も、青い空がない分まあいいんじゃね、そんな感じでした。やっぱ青い海を引き立てるのは青い空なわけで、あの風光明媚な川平湾もライティングがないと若々しく見えない大女優様のような印象でございました。晴れてれば、観光バスが大挙訪れる前の静かな時間帯が結構おすすめです。

あと、1日目に米原海岸から底地ビーチに行く途中、ここ川平湾に寄ってみたけど、干潮の時も結構見栄え悪し。満潮で青い空、風光明美な川平湾を贅沢に楽しむんならこんな条件で。

おまけに、石垣島でスノーケリング遊びする人は、干潮と満潮、海に入れる日と入れない日など、いろいろなケースを想定して多くの選択肢を持って旅したほうがいいみたい。極端に言えば、潮位で旅行時期を決めるのもいいかも。
普通の旅行の人も、日照時間と潮位を見て優先順位を付けてから旅のスケジュールを決めるとよろしいようです。

≪参考≫ 気象庁の潮位表
石垣島・竹富島、の旅行記
石垣島・竹富島、の旅行記
石垣島・竹富島、の旅行記 はい、そんなわけで青い空のない石垣島の観光はちょっぴり的外れで、予定通り午前10時ころ米原ビーチに到着です。先客は皆無で、後客も皆無な貸し切りビーチでございました。

この時期のおおよその満潮時間は午前9時、干潮時間が午後3時。いままで来てた干潮の時間帯は海面にサンゴが顔を出していましたが、さすが本日は満潮時に近く、今まで見た米原とは全く違う海面がのっぺりな海でございました。

ここで偉そうに今回の旅で初登場したデジカメの水中ケースDiCAPac α WP-410 の使用レポを備忘録として紹介してしまいましょう。

まず今回使用したのは4回、水漏れはなし。細かい操作も普段使いとは違う水中仕様を自分なりに見出せば(慣れてしまえば)問題なし。強いて言えば、極力操作は少ないほうがいいし、しかもシャッターチャンスは突然なんで電源は入れたままがいい。水中で使用するため充電の摩耗が早いような気がするんで充電器は忘れずに。あとは、着水時などレンズ部分に気泡が付くことがあるんでケラレと一緒に気を付けること。

そんで、これが一番大事なことなんだけど、やっぱ空が晴れて海中に光が差さないと、被写体は落ち着きなく動くのできれいな写真は難しいかも。水中カメラマンなんかは立派なストロボ装着して海に潜るけど、このケース使用時のフラッシュはケースに反射して未知数な部分がある。性能としては防水10m、だけど光が入らなければ出来栄えは難しい。本番前にホワイトバランスとか試行錯誤しとくのもいいかも。
最後にこのカメラケースの点数は、写真の出来自体じゃなくて思い出や楽しさに重点を置けば結構遊べると思います。
石垣島・竹富島、の旅行記
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スノーケリング午前の部終了後は、少し厚着で濡れた髪をタオルで巻いて昼食です。やっぱ海から出ると寒かったので結構な防備で。

昼食場所は米原ビーチ近くの知花食堂です。この食堂はウマいのかウマくないのか知る由もなかったんですが、なんかビーチ沿いにおばあ一人で切り盛りしてる店ってのに興味があって行ってきました。

注文したのは八重山そば(大)とやきそばです。そばはシンプルな味。やきそばは、具だくさんでケチャップにマヨネーズ、梅干しと何でもありな感じですが、B級なウマさがいっぱいです。店内は地元の人でいっぱいでした。

なんか他の店に比べてコメントが少ないような気がしますが、オトコは多く語るなでございます。

・知花食堂
・沖縄県石垣市米原561
・駐車場は先客のクルマの邪魔にならないように適当に駐車できる。
石垣島・竹富島、の旅行記
石垣島・竹富島、の旅行記 昼食後、やっぱ雨は降り止まず少しクルマで待機。車外は雨と風で肌寒く感じるもののクルマの中は心地よい温もりでうたた寝をいざないます。ってか寝た。

んで、少し空も明るくなってきたんで昼寝後、スノーケリング午後の部出動です。
濡れた水着とラッシュガードがヤバいっす。で、海に入ったら何か海水の様子がおかしいんです。濁ってるわけではなくて、沸騰中のような、油の中に入ってしまったような感じで、視界が揺ら揺らしてて、思わず眼の前の海水を払ってしまったくらいでした。そう感じたのは嫁も一緒で、せっかくの透明度が損なわれたようなガッカリさで、午後の透明度は悪い、と勝手に結論付けて早々と引き上げさせていただきました。でも確実に前日よりも海中は明るく、カメラケースにも慣れてきて写真がきれいに写ってる、おそらく。

帰り道、於茂登トンネルを抜けると空は晴れ晴れしく、気温は急上昇し、於茂登岳が雲の流れを左右し、石垣島の天気を二分するんだな、と勝手に決め付けさせていただきました。ありがとうございました。
石垣島・竹富島、の旅行記
石垣島・竹富島、の旅行記 一応、繁華街くらいは行かなくてはと、なんで晴れてるんだ、あやぱにモールへ。そんなあやぱにモール、さすが健脚な夫婦だけに片道数分で通過してみました。

で、ちょっと休もうかとゆうくぬみに行ってみたけど営業時間はとっくに終わり、A&Wでシークヮーサーのスラッシュをいただく。おいちぃ。

A&W
・沖縄県石垣市大川245
・歩いて行ったので駐車場は知らぬ存ぜぬ。
石垣島・竹富島、の旅行記 旅行前の予定では、夕日は毎日、御神崎、名蔵、フサキビーチで拝もうと思ってたのに、結局は一発勝負。
ならば、どこに行こうか迷ったけど、ベタな感じがよろしいかと、数軒のおさしみ屋さんを通り過ぎフサキビーチへ。

このビーチはフサキリゾートヴィレッジ内を通って行くので、別に宿泊客じゃなくても全然いいのに、無理に宿泊客っぽく変なブルジョワ感を醸し出させていただきました。挙動が怪しすぎです。
石垣島・竹富島、の旅行記 夕食はB級グルメっぽく、地元の定食屋さん、あさひ食堂です。結構混んでて、客の出入り激しすぎます。

僕が食べたのはその名も「あさひ定食」。メニュー名に店名を付けてるんで結構ワクワクしてたんですが、メインはとんかつでした。観光客相手の店じゃないから石垣っぽさじゃなくて、腹いっぱい食えよ的な地元民メニューなのかな。

とんかつは普通にウマイです。で、小鉢の煮物はよりウマイです。これで600円なんて、多くの人が注文してるのが納得です。家の近くに欲しい、そんな感じでした。

嫁が食ったのはイカ炒め定食。イカはぷりぷりで、ちょっと甘めの味付けで、刺身まで付いてるのだ。このイカ炒め定食は800円と少しお高めですが、このあさひ食堂には驚くなかれ、その名も「千円定食」なるものがあるんです。話しによると、品数が10品くらいで、量もすごいらしいんです。

・あさひ食堂
・沖縄県石垣市登野城 218
・駐車場は店の裏手にありますよ。
石垣島・竹富島、の旅行記
石垣島・竹富島、の旅行記 そんなボリュームたっぷりのあさひ食堂をあとにして向かったのは、やめればいいのに本日二度目のA&Wです。

どうしてもカーリーフライが食べたくて、悔いが残るくらいなら、満腹でも食ったほうがいい、そんな偉人の言葉を思い出したんです。

で、部屋に持ち帰って、おざなりに写真を撮り、冷蔵庫から取り出したオリオンビールと一緒に、ホテルの屋上(五階部分)で食べさせて頂きました。正直申し上げましょう。あさひ食堂で食いすぎたからだと思います。カーリーフライ様、油っぽさだけが印象に残り、お味は記憶にございません。本当に申し訳ございません。

そんな謙虚な気持ちで石垣最後の夜をしみじみと過ごさせていただきました。そうです、このホテルの屋上からは石垣空港がよく見えて、羽田空港のようなきらびやかさはないものの、なんか落ち着くんです。

生温く、少し湿ったような石垣の風に、オリオンビールのゲップを発すれば、それはそれでパラダイスだったりします。
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