Go To 長崎旅行記 '21(3日目)
(2021年6月3日~2021年6月5日)



2021年6月5日(土)
 
異変。朝7時前、頻尿気味の嫁がトイレからなかなか戻ってこない。大丈夫か?声を掛けると「ちょっとパンを買ってくる」と言い捨て出て行ってしまった。お漏らしじゃなかったのか…。

40分後、嫁が戻ってくる。ホテルから歩いて7分の場所に6時半開店のブレッドアーエスプレッソ(bread A espresso)という行列必至のパン屋があって、気になって、気になって、食欲が勝って、早起きして、30分並んで買って来たらしい。
 
 
朝ごはんは別に用意していたけどせっかくなので焼き立てのブレッドアーエスプレッソさんのハード系のパンを頂いた。

種類はアールグレイと大納言とチーズ。アールグレイと大納言はリピしたい、そう旅人らしからぬ思いを抱きました。



10時のチェックアウトまでゴロゴロし、チェックアウト後は11時までレンタカーでグダグダです。だって11時半開店のあの店に行きたいんですもの。



デジャブ炸裂だーーー!
 
開店15分前から店頭に陣取りました。浜康(濱中水産)さんです。旦那はブレずに刺身盛り合わせ定食ひと筋ですが、23時間前からアジフライ定食を食べるぞと意気込んでいた嫁が急にメニューに触発され天然真鯛の甘酢あんかけ定食に乗り換える。浜康マジックだな。
 

天然真鯛の甘酢あんかけは衣サクサク&中ふわふわの真鯛のフライに甘酸っぱい餡かけが掛かっている。真鯛の味重視で餡を絡めていないとこが魚屋さんの仕事っぽいな。

刺身の盛り合わせは昨日から白身がタコに変更、アジはより脂が乗って最高だろ。3種の小鉢もすべて前日とは違う。長崎の一番の思い出は浜康さんになると確信しました。
 

初日、2日目と雨で、一番いいコンディションのタイミングで野母崎総合運動公園へ行きたかったけど3日目の今日も晴れず。曇り。しょーがねえ。

熟女は遠くから愛でるもの。アンコールワットで私はそう思った。突如眼前に現れたアンコールワットの荘厳さに私はスーハーしたのだ。そして近づいて、手に触れる距離まで辿り着いて知ったのだ。修復箇所多すぎ。ゴミ落ちてるし。落書きはマズいだろう。

そうだ、良い思い出にするためにはソーシャルディスタンスが大事なのだ。そう思って軍艦島が展望できる野母崎総合運動公園までやってまいりました。
 
 
ど・ど・どんより。天気わるすぎ。視界不良。御機嫌不良


そんな軍艦島ですが、軍艦島は通称で正式には端島、長崎県長崎市にある島です。ってか長崎市はデカい。

明治時代から昭和時代にかけて海底炭鉱によって栄え、最盛期には東京以上の人口密度を有していました。密です。日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅もあります。日本初の密です。

2015年、国際記念物遺跡会議により、軍艦島を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録され、今では観光名所となっているのです。以上、ほぼコピペでした。

望遠レンズで撮影したけど実際肉眼でどうなのよ?と思われる方も多いかもしれん。そんなわけで展望台にある愛のチャペル越しに写真を撮ってみた。
 
 
熟女は遠くから愛でるもの。そう思って軍艦島を遠目で望んだけれど、近くで見たからこそ「遠くからでも良かったね」と言えるのかもしれん。やっぱり近くで見た方がいい。しかししょーがない。長崎市は緊急事態宣言で軍艦島上陸は不可でクルーズツアーも中止なんだから。
 
 
野母崎から長崎空港の町大村市まで北上する。途中、パワースポットとされる夫婦岩にも寄ってみる。夫婦岩からも軍艦島は窺える。日本中に夫婦岩がいくつあるんだか?

近道があればいいんだけど結局長崎市内を通る。長崎市って坂の町というけれど、平地が少ない町と言った方がしっくりくるかな。



16時過ぎ大村市に到着。大村公園の花菖蒲園の看板に誘われふらふらと大村神社、玖島城を散歩してみた。
 
 
長崎と言えば教会巡りかと思っていたのに、大村神社、諏訪神社、大魚神社、祐徳稲荷神社と結果神社巡りをしていたことに気付く。

諏訪神社なんて境内社が多すぎて気持ちはあるのにお賽銭が底をついたぞ。
 


 
たまたまですが時間がぴったり合ったので鉄分補給です。

大村駅に「或る列車」と「ななつ星in九州」なる奇特な2編成が揃うと聞いてタイミングが合えばと用意していたのだ。残念ながら旅行数日前に「ななつ星in九州」はコロナの影響で運転休止になったけれど、この6月に引退するキハ66/67も同じような時間帯に大村駅に来るらしい。

関東エリアだったら撮り鉄が殺到するだろう。コロナ禍により罵声大会は慎んだ方がいい。恐る恐る大村駅周辺の撮影地に行ってみた。さほど盛り上がるイベントではなかったらしい。
 

 

鉄分のあとは塩分補給です。

この旅最後の長崎飯摂取会場は大村市にある君の家食堂さんです。君の家と言うネーミングから居候ウエルカムな店だと思っていましたが普通の中華料理屋さんです。

注文はちゃんぽんと皿うどん(太麺)です。店内に漂う九州系独特の豚骨臭。この店のベースは豚骨だなとほくそ笑む。
 

 
 
そんなちゃんぽんのスープはやっぱり豚骨と魚介の出汁がしっかり効いてウマウマだな。
皿うどんの太麺はちゃんぽん麺の表面をカリカリに焼いたもの。中はもちもち。そこにちゃんぽん風あんかけを絡めて食うタイプ。両方とも野菜たっぷり。この旅行中に食べたちゃんぽんや皿うどんと比べると食材に豪華さはないけれどこの野菜量はある意味豪華と言っても過言ではない。ちゃんぽんは奥が深い。と言うより、ちゃんぽんって何味?謎も深まる。



無事レンタカーを返却し、長崎空港に架かる箕島大橋で沈みかける太陽を発見。このタイミングで太陽出るかね。急いで空港の展望台で太陽を望む。観光のコウが『行』ではなく『光』なのが腑に落ちるようだった。
 

 
 
JAL616 長崎 20:20 ⇒ 羽田 22:00

帰りはB767だぞ。と久しぶりの中型機に期待していたら最近ずっとお世話になっているB737に機材変更だった。しかも国際線機材かよ。

羽田空港到着時刻は22時前。東京は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の中で、20時以降のライトアップ、さらには街灯以外の看板やネオンなども消灯を要請されている。東京にしては少なめの灯。立体感を感じさせない夜の風景。
 
 
メランコリーは続かない。羽田到着直前、コロナ禍で終電が繰り上がっている事実に気付く。羽田からタイミングよく快速特急に乗れるかとふと思って首を振った。コロナ禍に反旗を翻した酔客どもが溢れた車内を想像する。

快速特急、ではなく会食特急???

最後はダジャレだったか。
 
 
 
最後にお土産をどうぞ。
今回のお土産は少なめ。緊急事態宣言中のため他言していなかったことも理由の一つ。長崎と言えばカステラ以外に思い浮かばなかったことも理由の一つ。カステラを買いすぎたことも理由の一つ。合わせて三つ。
 
カステラ(A)
長崎の3大カステラのひとつ松翁軒のカステーラ。
長崎の3大カステラと言えば福砂屋、文明堂、松翁軒で、どこもネットで買えるお土産甲斐のない名物であります。しかも試食があれば好みも見つかるし、試食への後ろめたさもあって売上に貢献しちゃうんだろうけど、コロナ禍もあって試食は期待できない。結局10%OFFのクーポン券を利用できる長崎空港でカステラを買うことにしたんだな。
 
 
カステラ(B)
文明堂のカステーラ(切り落とし)です。滞在中、雨に泣かされ、雨だからこそ持て余した時間を有効利用した結果がこれです。ホテルからクルマで20分、文明堂 長崎工場売店(長与町)で朝9時から売り出されるカステラの切り落としです。9時の時点で4組の客が大人買いしていました。我が家は4つ。プレーン3つ、抹茶1つ。賞味期限が異常に短いのが難点かな。
 
最後に旅心を損なうけど節約系サイトなんで、
【 旅の家計簿 (2人分】
  
ツアー代金(上記画像) 45,100円 電車・ガソリン・駐車料 7,908円
食事・飲み物代 7,752円 旅行代金合計 63,555円
お土産代 2,795円 1人当たりの旅行費用 31,777円



1日目 2日目 3日目
熊本サ活旅行記'22 鹿児島・指宿全国旅行支援旅行記'22 長崎・佐世保・島原旅行記 '22
秋田・男鹿・奥入瀬旅行記 '22 高千穂峡・柳川リベンジ旅行記 '22 東日本鉄道フリーパス旅行記 '22
宮崎・えびの2泊3日旅行記 '21 熊本・高千穂峡・阿蘇旅行記 '21 福岡食い倒れ2泊3日旅行記 '21
Go To 函館旅行記 '21 Go To 青森旅行記 '20 Go To 鹿児島旅行記 '20
Go To 宮古島旅行記 '20 Go To 札幌旅行記 '20 TOP