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再サイゴン・ムイネー旅行記(5日目後半)
(2016年12月29日~2017年1月4日)




 

部屋のことはあったけど、ワタクシたちは能天気だ。なんとかなるし、なんとかやってきた自負もある。それに楽しみが次から次へ待っているのだ。

そう次はチェーを食べにベンタイン市場に行くのです。

ワタクシの大好物チェーといえば、ソイチェー、チェーナンボと微妙に遠い。温かいチェーが好きなのに、つい遠く歩くから冷たいチェーを欲してしまう。それを解消するために近くのチェー屋開拓にベンタイン市場にやってきたのです。
 
 
Be cheさんです。

注文はChe Thap Cam(冷たいミックスチェー)とChe Khoai Mon(温かいタロイモのチェー)。
 
 
ワタクシのようにチェーの味覚が未完成の人間に言わせれば、チェーの味の違いなんてそうそうわかるもんじゃない。だから食べながら、チェー(超)ウマいね、とか、この味は想チェー(定)内だね、とかもっとストレートに、チェーチェーチェー(じぇじぇじぇ)みたいに言いながら食べると暑さも吹き飛ぶと思います。

しかし、ワタクシと紅豆とココナッツミルクの相性は抜群だな。
 
 
 
部屋にいながら町の喧騒を楽しんでおります。ホーチミンは活気がある。防音が甘すぎる部屋に少々負け惜しみ感がなくもない。

チェーを食べて、部屋で荷物を解体して、ネットをしてたら待っていたものがやって来た。満を持してランちゃん登場!実は実は成田からの機内でお隣に座ったのがベトナム人のランちゃんでした。日本の工場で実習生として働いて、およそ2年ぶりにベトナムに帰るときに謙虚すぎる我が夫婦に捕まったのです。

その会話の中で、チェー、バインセオが大好きで、今回はブンボーフエを楽しみにしていると白状したら、メールでいい店を紹介してくれると言うのだ。そうそのメールが来たんです。チェー、バインセオ、フエ料理厳選3店。

チェーの店は距離的にゴメンやけど却下。フエの店は全力で採用。バインセオの店は少々迷った。バインセオ46Aに行くつもりだったから別のバインセオ屋さん紹介されても・・・。

でもでもでも行くことにした。旅行ってそんなもんやん。それも思い出やん。ランちゃんカワイイやん。

そう決まればルートの策定ですよ。まず前回から楽しみにしていたバインミー屋の下見、その後コープマートでお土産の買い出し。そして食うのみであーる。
 
 
 
そして店に着いた。店内をぐるっと見渡した。ランちゃんがいない。妄想とは違うぞ。

ワタシモタベタクナッテキチャイマシタカラ♪的な再会は叶わなかった。そんな失恋レストランはBanh Xeo Muoi Xiem(バインセオ ムオイシエム)です。
 
 
まずメニューを開いて唸りそうになった。バインセオの種類がありすぎてパニックなんですけど。しかも一番上の欄に書いてあるバインセオにオーソドックス感はない。必死に探したら嫁がオーソドックスなやつを見つけてくれた。それだそれ豚とエビだ。生春巻も注文だ。

その後テーブルに誰か来るたびに「ランちゃんかも?」と顔を上げたが、来たのはおしぼり、葉っぱ、生春巻、バインセオの順だった。

バインセオをめくってみた。やっぱりランちゃんはいなかった。
 
 
ここのバインセオの感想を言えば、葉っぱがきれい、バインセオがでかい、焼き目が上品。普通においしい。でもランちゃんオススメだからいっぱいおいしいに格上げ。

帰り際、ランちゃんの声が聞こえたような気がした。ニホン人スケベデスカラ♪
 

そして帰り道、下見を確実に実行するためにあの場所へ向かう。念願のBanh Mi 37 Nguyen Traiさんだ。

目立つ行列。立ちあがるNOROSHI(関ジャニ∞シングルCD 絶賛発売中)。漂う炭火の香り。手際の良い工程。おいしい要素以外見当たらないぞ。
 
 
20分待った。食ってみた。幸せになった。

焼きたてのつくねがたっぷり。パンも温めてあってパリパリ感がすばらしい。その仲を取り持つようなタレがこのバインミーの特徴かな。このピリ辛のテリヤキソースのパンチ力が抜群で、でもつくねの炭火感はそのままで実にうまうま大笑いですよ。

炭火感だけだったらムイネーだけど、バランス的にすばらしいぞ。バインミー大会優勝です。
  
 
ホーチミンの夜は長い。

時間もあったので散歩がてら買い物に出かけることにしよう。ホーチミン人民委員会庁近くのスーパーに行ってみた。イオンシネマに様変わりしていたぞ。

気を取り直して、市民劇場の前を通ってTAXスーパーに行ってみた。店名がSATRA MARTになっているぞ。中身は変わってなくて良かった。

変化しまくってるホーチミン、そう言えばDaily Breadも違う店に変わっていたな。
 
 
変わるものもあれば変わらないものもある。

ニューランの建物を見てホッとした。ホッとしたらお腹が空いた。ホッとしたらアイスを所望したのは嫁だ。去年感動したアイスを買おうとして、種類がめっきり減ったことに失望し、それでもアイスを買って食べたらその量の少なさに改めて失望を味わうことになった。残念な嫁だ。
 
 
ワタクシはバインミーBBQをバゲットで注文してみた。

店内でアボカドシントーでも飲みながらと思ったらシントーがほとんどなく、作る気もあまりないようだった。よく見ればたまたまだと思うけど店内ガラガラじゃねえか。

そんなバインミーを食ってみた。バゲットはカッチカチのモッサモサ、ナマスもパッサパサ。過去のおいしかった記憶は見事に吹き飛んだ。一年前はもっともっとウマかったじゃねえか。変わるものもあれば変わらないものもある。ニューランと我が家の相性は180度変わってしまったようだ。サラバだ。


そして問題の夜は更けていった。



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