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ハワイ島&オアフ島の旅行記

(2009年8月8日〜2009年8月16日)

★ 7日目 ★

 

 

7日目。やっと気持ちのいい晴れ。昨日まで曇り時々晴れの日が続いていたのでテンションが上がる。

朝食はチェックイン時にホテルから1人1枚だけもらった朝食セットクーポンを使用して、マフィンとコーヒーとヨーグルト。
1泊でも1枚、3泊でも1枚とミネラルウォーター同様連泊者には冷たいホテルです。
そんな朝食を急いで食い漁って、残ったコーヒーを片手にクルマに向かいます。
 
オトコ前の節約「ハワイ旅行記」
 
クルマで向かったのは、ダイヤモンド・ヘッド。ホテルからも近いんです。

では、登ります。老若男女が登ります。子供にだらしないところを見せられない父親は威厳を賭けて登ります。ビーチサンダルで登ります。ハイヒールで登ります。しっかりとした登山用の格好で登ります。元気に走る子供との体力の違いを受け入れられない父親は走る子供を叱りながら登ります。お母さんは汗で化粧を落としながら登ります。

そんな感じでワイワイ登っていると、風と共にレスキューのヘリが登場して、レスキュー活動が目の前で繰り広げられました。この間30分ほど登りも下りも通行止め。外国人の夫婦の嫁がこけて歩けない模様。レスキュー隊員は少なくとも6名。救出者は見事に宙吊りの刑のように搬送されていきました。
 
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そうなんです。ダイヤモンド・ヘッドを舐めてはいけないんです。でも、その山頂からの絶景に息を呑むのは自由なんです。だってこれは登頂のご褒美なんですから。急階段ではへこたれそうになりました。そのあとの狭いトンネルでは閉所恐怖症から呼吸が怪しくなりました。でも頑張らないと感じちゃいけない景色や風があってもいいと思いました。
 
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そんな僕の横には知らない人がいて、連れに持たせたビデオカメラに向かってこんなことを仰ってました。

「今、僕はダイヤモンド・ヘッドの山頂に来ています。海がきれいです。風が気持ちいいです。それではワイキキの景色をご覧ください。どうぞ」と。

ビデオカメラにワイキキの景色じゃなくて汗まみれのおっさんが映り込めばいいのに。

写真で見る限りですが、ダイヤモンド・ヘッド・ビーチパークも静かそうで穴場的なビーチっぽいです。
 
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ダイヤモンドヘッド山頂からスキップして15分で下ったあとはクルマを右に走らせます。

右、それはハナウマ湾とかカイルア・ビーチとかラニカイ・ビーチです。H-1に乗って、道の名前が変わってもひたすら真っ直ぐ行けばいいんです。

今日は天気がいいので海の日、ビーチホッピングするんです。

ハワイ・カイを通り過ぎて、道が小高い丘に登りきった辺りがハナウマ湾の入口です。9時半前なのに駐車場に入るだけでクルマが並び始めています。駐車場はデカいけど、クルマと人の多さもすごい。
 
オトコ前の節約「ハワイ旅行記」
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ビーチはきれいでも混雑は嫌いだ。入場料は一人5ドル。こんなところで遊んでいいいのかと考えていたら、駐車場のゲートが近付いてきて、そこには駐車場1日1ドル、でも15分以内だったら返金しますの文字。

夫婦に迷いはありませんでした。夫婦は15分間必死に深呼吸して、景色を楽しんで、サンゴ礁がきれいだ、ヤシの木が見事だ、と薄っぺらな会話を楽しみ、写真を撮って、帰り際、正確に言うと入場から13分後に駐車場の係員に返金を求めたのは言うまでもありません。

ちなみに、帰りにハナウマ湾の分岐点に行くと、すでに入場お断り状態でした。
 
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そのあとも、シーニックポイントがたくさんあって、モロカイ展望台やラナイ展望台で、景色を楽しみ、展望台の駐車場から観光バスが発車しようとするものなら、急いでその観光バスの前を行き、そんな感じでKALANIANAOLE HWYを満喫させていただきました。

カメはいないかもしれない。でも、個性のあるビーチの多いオアフ島は、四字熟語で言えば「風光明媚」でなかなかでフムフムじゃないか、僕はそう思いました。

ただ、観光バスとの競争に熱くなり、マカプゥ・ビーチパークを見事に通り過ぎてしまったのは残念でした。あと、見た感じすごくきれいだったワイマナロ・ビーチパークも治安が悪いらしく、ホームレスも大勢いるそうで現実を見たくないのできれいな外見だけの印象に留めておきました。
 
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そのままKALANIANAOLE HWYを直進して、KAILUA通りで右折すればカイルアの町に、そして憧れのカイルア・ビーチパークに到着なんです。
カイルア・ビーチパークの駐車場にクルマを停めて、ビーチまで走って、僕は思いました。
 
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カイルア・ビーチパークは有名なだけあって人は多いんですけど、

それほどじゃないじゃないですか!

中途半端じゃないですか!


嫁の顔の造りくらい中途半端でした。

よーーーし、次行ってみよう、とラニカイ・ビーチに向かう。と、その前にラニカイ・ビーチを上から楽しんじゃおうとラニカイ展望台に登りましょう。
 
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ラニカイの住宅地の中のゴルフ場のあたりにクルマを停めて山道を歩きはじめます。ダイヤモンド・ヘッドをサンダルで登っちまう野郎も、ラニカイ展望台まではたぶん無理。スニーカーの靴底が歪んでは元通りになって、一生懸命働いておりました。

少し登ると、視界が開ける。眼前にはカイルア・ビーチが広がる。きれいだ。登ってきて良かったとラニカイ・ビーチの方向を振り向くと、まだまだ続く山道が伸び、見なければ良かったと後悔しそうになります。ムカつくけどまたまた登り始めねば。

先を行く嫁が、展望台から下りてきた女性に連れられた犬を指差し、「犬だって登ったんだから」と妙な声援を送ってきた。「犬だって・・・」って犬だから登れるんじゃねえか、それとも犬を差別してるんか、と僕はブツブツ言いながら登る。展望台が見えた。展望台に触れる。成し遂げた気分に浸ろうとすると、しかしまたしてもその先に道があって新しい展望台が目に入る。
 
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もう行くしかないでしょ。そして、展望台の上から眺めた風景はこんな感じでした。登るのは辛いけど、こんなご褒美があるんだったらまた登りたい。水遊びするだけがビーチじゃないと思いました。ここは丘の上だけどビーチの一部だと阿呆なことも思いました。


丘の上から見た風景を、今度は目の高さを変えて見てみよう、そう言って丘を下りました。

ラニカイ・ビーチには天国の入口があると聞いていたのでその入口を探そう。
 
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ここか?ここなのか?と緑に囲まれた小径を進む。小径の先には表現できない海の色が広がる。
できれば、緑の中に赤い花なんかあったらもっといいと思う。ハイビスカスか?
写真を撮ろうと思ったらビーチをでっぷりしたおっさんが左から右へ通り過ぎた。普通そこはビキニのギャルだろうとひとりごちる。世の中同様天国もウマくは行かないようだ。
 
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ビーチに足を踏み入れた。何かが良かったと思う。その何かはわからない。でも、上から見た風景は決して裏切ることを知らず、僕に一流カメラマンのような写真を撮らせてくれる。天国マジックだ。
足もとの砂がキラキラと風に流されていく。夢を見ているようだ。
カイルア・ビーチで中途半端な顔と称した嫁の顔をまじまじと見る。鼻の下だけに汗をかく嫁の顔は、やはり中途半端で夢ではなかった。
 
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ここまで来たらビーチで遊ぼうかと思った。ラニカイ展望台までトレッキングもしたのでべたべただし。でも、ビーチを見ただけで満たされちゃって、おまけにお腹は空いちゃったんで帰ることにしましょう。

カイルア・ショッピングセンター内のPepper's Placeには日本人が元気にサンドイッチを頬張っておりました。夫婦はスムージーの店Lanikai Juiceのマンゴー・メレンゲを飲みながらワイキキに戻ったのでした。
 
 
 
ラニカイからダイヤモンド・ヘッドまで戻り、今日の昼食にありつく。ダイヤモンド・ヘッド・マーケット&グリルのグリルドアヒ・ステーキです。
 
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アヒ(まぐろ)にわさびと生姜ベースのソースを掛けていただく。レモンをじゅわ〜っと掛けていただく。香ばしい。ウマい、ウマい。バランスを考えずにアヒを一気食いしたので、罰としてゴハンにソースを絡めていただく。ウマすぎて罰の意味がありません。

お替わりを希望しても不思議ではござらんお味です。
 
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昼食後は、クルマをホテルの駐車場に停めてワイキキ・ビーチに繰り出します。
せっかく目の前にビーチがあるのに行かないわけにはいかない。水着でホテルを出て、水着で帰ってくる、お気楽は最高なんです。

ワイキキ・ビーチで遊んでいて、忘れ掛けてた野郎と再会をしてしまいました。カメだ、2匹のカメがワイキキ・ビーチでも必死にもがくように泳いでいたのです。
こんなビーチにもカメがやってくるとは、ワイキキも捨てたもんじゃない、と勝手にワイキキを見直してみました。

少し喉が渇いたので、アウトリガー・ワイキキショアでジンジャークーラーをいただく。
ジンジャーシロップにレモン、炭酸水、スイートバジルの新鮮葉が入っていて大人な味のジンジャーエールだ。
ジンジャーの刺激がより強く、スイートバジルをつぶせば、青臭いくらいにバジルの香りが立つ。青臭さがまた大人な感じでウマい。
 
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ウマい、ウマいを連発してたら、嫁がジンジャーシロップを買って帰るか?

と提案したので即却下。だって、そういう類のお土産、我が家に溢れてますから。

喉を潤したら、ビーチセットをホテルに置いて、そのままカラカウア・アベニューをだらだらと歩く。今日は金曜日。どこかでフラダンスとかのアトラクションを探す。

探していたら、ハワイに来たら是非食べたいランク上位のテディーズ・ビガー・バーガーを発見する。
フラダンスはやっていないようなので、この際テディーズ・ビガー・バーガーでビガーコンボをいただこう。
これも立派なアトラクションである。
 
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脂肪分の少ない上質な100%ビーフを使っているらしいので肉汁愛好家には物足りないかと思ったが、いやいやいやこれはこれでウマい。
次回はアボガドのトッピングを心掛けたい。

ワイキキ・ビーチに戻ると、夕方も夜も関係ないのかまだみんな水遊びに興じている。でもサンセットの瞬間は、夕日を惜しむようにみんなが同じ方向を見てウットリしている。すごい一体感。
 
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そのあとはヒルトン・ハワイアンビレッジの花火を見ようとマジック・アイランドを目指す。
バーーーン、バババーーーン、花火が打ち上がる。
残念ながら夫婦が花火の音を聞いたのはまだホテルの駐車場にいるときだった。

花火は終わったけど、予定通りマジック・アイランドに行って、夜景を見る。写真を撮る。三脚をもっと上手に使えるようになりたい。
 
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実質最後の食事になってしまった。最後はやっぱりパンダエクスプレスでオレンジチキンをいただく。

普通に注文せずに、少し迷ったフリをしていると店員さんからオレンジチキンの試食が贈呈された。予想通りの味と試食のタイミング。しかし、予想できないこともある。
主食をチャーハンにすべきか焼きそばにすべきか?
主食は時々はずれがあり、最後だけに失敗したくないのだ。色と照りを見極める。今日はチャーハンにしてみた。
 
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おあとがよろしいようで。


 
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