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ハノイ・バンコクの旅行記 '18(4日目)
(2018年8月11日~2018年8月19日)







 

2018年8月14日(火)

連日のツアー参加はやめて、本日はハノイだらだらday。

観光をガッツリしようと思ったけど体調には逆らえず近場でだらだらすることに。朝ゴハンはホテルにもあるけど、Bánh mì Phốさんへ。注文はミートボールのバインミー(30,000ドン)とツナのバインミー(25,000ドン)、それと豆乳(10,000ドン)を。
 
 
ここのバインミーも鉄板のウマさ。具を詰めたあと最後に軽くバゲットを焼いてくれることもあってパンの表面パリパリでやっぱ米粉パン最高だと思う。

具もたっぷり入ってるし。ここのミートボールは面白いぞ。ミートボールを詰めてからチーズを乗っけるんじゃなくて最初っからミートボールにチーズが乗ってるのだ。その効果かバインミーにより一体感があって、コクも豊かだったかもしれん。詳細は不明だ。
 
 

食後、前日のリベンジがてらハノイ発9時17分の列車の撮り鉄にお立ち台に向かう。本日のお立ち台は同業者多数だった前日の踏み切りはやめて、同業者のいない民家寄りで。

10分前からカメラを構え気合の入った夫婦。すぐ近くではジジイとババアが4、5人で茶を飲みながら井戸端会議をしている。
 
 
5分経ったころ不憫な夫婦を見かねてかジジイの一人が列車は来ないぞと手を上から下へひらひらさせる奇妙なジェスチャーで教えてくれる。

なんだそのジェスチャーは?

と不審に思っていると、英語が出来るもう一人のジジイが「次の列車が来るのは夜の7時だ」と助け舟を出す。いやいやいや披露した不審顔は列車の話じゃなくて手をひらひらさせたジェスチャーの方だぞと思ったけれど、ジジイと言い争ってる間に被写体の列車が来ちゃったらしょーがないのでその場は「ありがとう」と一応収めてみる。

しかし夫婦でジジイの言う夜の7時まで列車が来ないということを検証してみた。ベトナム国鉄の時刻表にはそんなことは載ってないぞ。しかしジジイの家は線路脇で毎日ココにいる。もしやジジイがしょーもない井戸端会議を邪魔されたくなくて追いやろうとしているのか?

いろいろ考えて、ハノイ駅9時17分発だから25分まで待ってみようという結論に達した。列車は来ない。9時半まで粘った。ジジイが正しかったようです。
 
 
ホテルに戻ってよーく考えた。ハノイ・ハイフォン間の列車は時刻表ではハノイ駅発。でもハノイ駅ではなくひとつ隣のロンビエン駅が始発駅になる情報に触れたことがある。それ昔話じゃなかったのか?

でも昨日はハノイ駅発だったじゃねえか?昨日と今日の違いはなんだ?となって昨日は日曜日だからか?と思い至り、じゃあジジイの言ってた19時ってなんだと調べたら、それは路線がハイフォン線じゃなく、イェンバイ線だということで腑に落ちた。

ワタクシの中の金田一少年の推理はこうだ。ハノイ発のイェンバイ線は毎日ハノイ駅を発着するが、平日のハイフォン線はハノイ駅を発着せず隣のロンビエン駅を起点にしているんじゃないだろうか?




11時過ぎ、ワタクシの中の金田一少年は動いた。使えない助手(嫁)を引き連れ、自分の推理が正しいかロンビエン駅に向かうことにしたのだ。ハイフォン駅発の列車がロンビエン駅に到着するのは11時29分だ、急ぐんだ使えない助手よ!!!
 
 
結論を申しましょう。ワタクシの中の金田一少年の推理通り?かこの日のハイフォン駅発はハノイ駅には行かずロンビエン駅止まり。

しかもひと仕事終えた列車はしばらくするとロンビエン橋の向こうまで回送されるので撮り鉄の鉄分補給には最高っす。あざーっす。
 
 
 
ロンビエン駅からの帰り道、Nguyễn Hữu Huân通りのシンツーリストに行くと、片言の日本語を操る兄さんが我が家を見て、苦笑い気味で一声

ハロンワン、アラシ(笑)

先にハロン湾に行っておいて良かったねと言いたいのか「嵐」という日本語を使ってみたかったのかは不明だけど、翌日のタムコックのツアーをサイクリング込みで申し込む。兄さん、我が家の名前まで覚えていて天才すぎるぞ。
 

 
お昼ゴハンは嫁リクエストのブンチャーを求めてBún Chả Nomさんへ。

店の前はおいしそうな香りでモクモクすぎる。注文はブンチャー(30,000ドン)と茶(3,000ドン)なんだけど、たまたまか必然かわからんが、注文後に豚肉とつくねが焼かれ始める。もうこの時点で最高。
 
 
そして到着すればそのタレの中は具だくさんすぎる。具の隙間を縫って麵(ブン)を入れて食う。ヌクマム香るタレはスモーキーな風味たっぷりで、そりゃウマいでしょ。

タレは少し甘みが強いかな。でも卓上で酸味と辛味が調整できるんで、逆に自分好みの味に出来て良かったりする。これぞブンチャーだな。




その後ホアンキエム湖東側のイオンマートに行く。インティメックスもそうだけど旧市街から気軽に行けるスーパーって観光客にはハッキリ言ってしょぼすぎるな。ハノイのお土産ってみんなどこで買うんでしょうかね。
 
 
水分摂取に気をつけても、昨日から続く体のだるさは変わらない。

安静にしてればいいのかもしれないけど、観光客精神は止められないし、だるさはあっても痛みはないから自制が効かないってのは自覚している。ロンビエンに行ったり、ホアンキエム湖に行ったり、歩いていると体調にナーバスにならないのを利用している感もある。まあ意識を外に向けて誤魔化してるってのが本心で、ブンチャーの具もちょっと残してるんだけど。
 
 
 
夕方、ヒマすぎるのもあってベトナム伝統の水上人形劇に行ってみた。

チケットは持ってなくて、開演10分前に劇場窓口でチケット購入。人形劇なんてとバカにしてたけど思ってたよりも面白かったかな。あの価格だからと納得できる部分もあるけど。ただ劇場内はよく冷えてるんで要注意だ。
 
 
一日重い体を引きずるように動いたからか、劇場内でキンキンに冷えたからか、その後体調はわかりやすく悪化した。食欲もまったくない。観光客精神にのっとり痩せて帰国するわけには行かないのに痩せそうだ。もうダメだ、嫁に不調を訴える。訴える唇がナス色だったからか嫁には明確に症状が伝わったらしい。

とりあえず夕飯の相談をする。食欲はない。でも嫁の食欲はある。当初ブンボーナンボーに行こうと思ってたから、嫁が食い、ワタクシは傍観者になろうかと提案した。却下。一人で食うのが嫌なら2つ頼んでワタクシは一杯のブンボーナンボー(サラダ麵)を箸をつけずに愛でていようかと再提案した。却下。

結果、嫁の優しさか保守指向かどっちが勝ったのかは知らんが初日に行ったバインミーPさんでつくねのバインミーをお持ち帰りすることにした。二人で行って一つ注文したら貧相な二人の顔を見かねてか店の人が半分に切ってくれた。ウマそうだけどそう簡単に食欲は湧かんぞ。
 
 
ホテルに戻って自分の症状をネットで調べてみた。

食欲がない、だるい、気温と湿度の急激な変化、大量な発汗、はい、自己診断ではありますが夏バテ確定しました。原因がわかると少しホッとする。夏バテに有効な食べ物も調べてみた。納豆、梅干、ウナギ・・・思いっきり日本食、ベトナム版とかねえのかよ。

するとしょーがないと嫁が立ち上がりコンビニ(サークルK)に走っていった。そしてこれがワタクシの夏バテ対策飯であーる。
 
 
ポカリスエット、ナイスです♪
レッドブル、ナイスです♪
ドリンク剤(ブドウ糖味)、ナイスです♪
あんぱん、これでエネルギーとタンパク質だな♪
ポテトチップス、これで塩分を摂取しろというのか?
 


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