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富士山登山記
(2005年9月)

 

看板 富士山から見た空
 
2005年9月、憧れの富士登山に行ってきました。

通常、富士登山のシーズンは天候が安定している7月から8月といわれています。山小屋もこの時期のみの営業のところが多く、今回は運良く登頂できましたが、シーズン以外の登山は決してお勧めできません。

富士登山でよく利用されるルートは富士宮口、須走口、河口湖口、御殿場口の4箇所です。今回僕たちが利用したルートは富士宮口でした。理由は登山口の標高(2400m)が一番高いこと、登りは最短ルートだったからです。難点は人気コースだけに駐車場の確保が難しいこと、登りと下りが同じ道ですれ違いに困ることでした。

スケジュールは御来光目当ての夜間歩行を避け、前夜に登り口で車中泊し、明け方出発夕方帰着としました。わざわざ車中泊したのは高山病対策に高度(高所)順応が必要だと思ったからです。
 
■富士山で見かけた人たち■
 
走る人 考える人 小さい人 派手な人 外国の人
走る人 考える人 小さい人 派手な人 外国の人
寝る人 ジャケットの人 自転車担ぎ人 ワイルドな人 コンビニ帰りの人
寝る人 ジャケットの人 自転車担ぎ人 ワイルドな人 コンビニ帰りの人
 
実際の登山はと言うと、天候にも恵まれてなかなかのものでした。

歩行時間は登り4時間半、下り2時間半とかなりの早いペースで、朝5時半に出発して午後1時半には帰って来れました。帰りが夕方近くになると大気が不安定になりやすいので早く帰ることが賢明です。この日の午後も五合目当たりはもやっていました。結果的に「お山じまい(富士山閉山)」のあとだったのでたいした混雑もなく、マイペースで歩けたのが良かったのかもしれませんね。

服装や装備ですが、軽装で登る人もいますが雨具や防寒着などしっかりしたものを用意しましょう。また、富士宮ルートはほとんど日陰がないので帽子や日焼け止めを用意しておくといいですね。

富士山の登山レベルは一概に難しいとは言えません。今回の富士宮ルートから山頂までの標高差はおよそ1400メートルです。1400メートルの標高差は東京近辺にお住まいの方ならば丹沢や奥多摩などの山で十分に対応できます。

ただし、体力が克服できても標高が高くなると頭痛や吐き気など高山病の症状を発症する方がいらっしゃいます。高山病は高度を下げないと治らない病気です。高山病の症状が出られた方は、自力で引き返せる場所で速やかに下山しましょう。

最後にこの富士山登山記に協力してくれた奥さんに感謝します。朝5時半、登山口を出発した僕はわずか30分足らずで高山病の症状である吐き気に襲われすぐさま下山しました。ちなみに、奥さんが登頂した頃、僕は毛布に包まれてクワガタの夢を見ていました。
 
頂上から見た空 やっぱり看板
 

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