ダナン・ホイアン旅行記 '19-'20(8-9日目)
(2019年12月28日~2020年1月5日)



2020年1月4日(土)

子供のころ母親の作る味噌汁の香りで目覚めていました。情緒的だ。建付けの悪い安普請の家に住んでいたのだろうか。ちなみに我が家はパン派なので味噌汁の匂いで起きたことはない。

フォーのスープの香りで目覚めた朝でした。安普請、言い換えれば風通しのいいホテルです。
 

本日の麺はブンチャーカーでした。



ホテルの朝食を軽く食べて、ホーチミンの朝の匂いを感じに行きましょう。軽く食べたと言いながら、画像の通り、ブンチャーカー、スイカ、エクレアを一人で食っていたようです。お恥ずかしい。

そして朝のホーチミンに繰り出したのです。

フーティウ食いてえ。ダナンでも食ったけどあのプチプチとした麺食いてえ。Võ Văn Tầnの店に行こうと思ってググったら違う店が登場しました。しかもトマトベースもフーティウもあるらしい。高島屋の近くなのでついでに買い物もできるし、仙草ゼリーも食える。勇み足で行ってみました。Thanh Xuanさんです。
 

トマトベースの中華風あんかけフーティウは昼前には品切れになるらしい噂を鵜呑みにし朝からやって来ました。注文はDac biet cuaとTô Thườngです。

dac biet cua(蟹のフーティウ全部乗せ)はトマトベースのあんかけです。Thanh Xuanさんの名物らしい。あんかけの具材はカニという贅沢甲殻類に脇役多士済々。ベトナム料理ってあっさりが多いけどこれはニンニクを効かせたパンチ力絶大で、あんかけの甘酸っぱさもあってガッツリが好きな人にはいいかも。

Tô Thườngは普通のフーティウ。クリアなスープはやや甘めで、豚骨なのにすっきりしている。こっちの方が好き。具材はエビ、豚肉、レバー、ひき肉、もやし、ニラ、レタスなど具沢山。トマトベースのあんかけもそうだったけど麺は2種類入っていて食感も面白いな。

また行くかと聞かれたら、微妙です。期待しすぎました。



朝からしっかり食ってしまった。これでいい、これでいのだ。今日はチェックアウトのお昼までホテルのベッドにしがみつくのだ。
 
 
タンディン市場にいます。日本人ご愛用のA MOUIさんでナッツを買うんです。フライドオニオンも。干しエビも。相変わらず店の前まで行くと「アモイサンデス」と怪しい勧誘が始まる。ニセモノじゃないんだから堂々と商売してくれてもいいのですよ。逆に怪しんでしまいます。




お昼ごはんは来るたびに値段が上がっているバインセオ46Aさんです。注文は試行錯誤しておりまして、普通サイズ2個頼んだ時もありました。そして前回は大サイズ1個を注文したんです。

その時のワタクシの感想と言えば、普通サイズを2個注文したほうが周囲の皮の焼き目がこんがりしてて、そのパリパリ感と中のふんわり感とのバランスがいい、次回は普通サイズ2個に戻すべきだ。そう書き綴っておりました。
 

が即却下されました。普通サイズ10万ドン、大サイズ17万ドンだからです。ぐうの音も出なかった。具はエビ、豚肉、もやし、たまねぎです。

バインセオは相変わらずワイルドでウマそうなビジュアルですよ。
皮は厚めで焼き方は表面こんがりなんだけど、中面はふわっとしている。そこに海老豚肉もやしたまねぎ。これをお好みの葉っぱを添えて、ヌクマムベースの酸味のあるタレに思いっきり浸して食う。うまうま。具も美味しいけど、生地とヌクマムと葉っぱのバランスが大好きなんだな。焼き方はプロフェッショナル、生地の端まで具材があってボリュームたっぷり。ぱーふぇくと。やっぱり圧倒的にバインセオ46Aさんのバインセオは最強です。高いけど、他店とのクオリティーの差異を考えれば割安です。

しかしバインセオの値段ってヤバいな。17万ドンってホイアンで食おうとしたイカ焼き以上じゃね。バインセオってほぼ粉もんだろ。そう思いつつこの店に来てしまう。値上げしても来る。
 




食後は相性の悪い市バスに乗りますよ。こっちのバスは乗降の際スピードはゆるめるけど停まらないという情報に、乗車時に道路の段差につまずきバスに転げ入ったり、乗車時に加速され車体に激しく体をぶつけたこともありました。エアコンが効きすぎた車内から車外に飛び降りた瞬間メガネが曇り目視を失ったこともありました。あのときは転びかけただけで災難を逃れたけど、犬のウンコでも踏んでいたら泣くに泣けなかったです。ワン。

タンディン教会前から目的地まではたくさんバスが出ているけど、覚えるのが大変なんで3番と36番の狙い撃ちです。あっすぐに3番が来た、そんな感じでした。



バスで向かった先は、優雅なるヒマつぶしの一環でロシアンマーケットです。2回目。
前回購入したノースフェイスのリュックが本物かニセモノかいまだに不明ですが、品質がいいので本物と信じてはいないが信じるようにしている。

今回は日本からゴアテックス、ジャージなどの欲しいものリストを作成して馳せ参じました。
 
 
ロシアンマーケットの帰りは当然のようにあの店に行く。そうそこにブンティットヌンの店。Bún Thịt Nướng Kiều Bảoさんです。ここのブンティットヌンが好きなのだ。

注文はメニューを無視してブンティットヌンチャーヨーです。
 

ブンティットヌンチャーヨーは米麺に葉っぱ、ナマス、揚げ春巻き、炭火焼肉が入っているミックス的なメニュー。そこに別皿の野菜を適度な大きさにちょ切ってぶっこみ、心配そうに見つめる店員さんを制し、テーブルにあるタレを3杯(ちなみに店員さんご推奨は2杯)かけて食うたったぞ。

ヌクマムベースの甘酸っぱいタレが大好きなのだ。米麺にタレがじゃぶじゃぶ絡んでいるのが大好きなのだ。食後に喉が渇くのは覚悟の上なんです。

しかもタレを米麺に直接かけず、春巻と炭火焼肉で濾過したタレを米麺に絡めて食う。ベテランと変態は紙一重の食い方ですよ。でもやっぱり甘酢推しだと飽きるので途中で辛味投入したけどな。うまうま。
 

食後、時間はまだまだある。せっかくだから嫁をマッサージに行かせ、その待ち時間にマッサージ屋のソファーで本を読むことにした。夏目漱石の『坊ちゃん』です。

さすが漱石だ!と本に集中したいのに、マッサージを終えたばかりの金髪ねえさんの上気した顔をチラ見ばかりしていたら、ワタクシの坊ちゃんが立派になられた、なんてことはない。
 

タンソンニャット国際空港に辿り着いたのは20時過ぎ。出発の3時間前。心配性ではある。せっかちでもある。それよりも空港のラウンジでシャワーを浴びたい嫁に急かされたのが主因でございます。

ラウンジでシャワーと言いますとブルジョワ感をさりげなくアピールしていたり、楽天ゴールドカードをお勧めするような流れですがそうじゃない。嫁は一流会社の恩恵を授かり、旦那は三流企業の現実を受け止め搭乗口前でウダウダする会社の格差を象徴するような夫婦なのだ。

マッサージを受け、シャワーを浴びて颯爽と帰国する人間と、すでに10時間以上も靴下を履き続け、この先も10時間ほど靴下を履き続けねばならない水虫の人間が仲良くやっていけるのでしょうか?自信がありません。
 

NH832 ホーチミン(SGN)23:05 ⇒ 成田(NRT)6:50
 
 

2020年1月5日(日)

帰りのフライトに敢えて感想なんか言っちゃうと、乗客は日本人だらけで、深夜便のため搭乗はスムーズ。定刻前にドアは閉まる。順調かと言えば順調だ。順調すぎて5時半に千葉県を眼前に捉える。

ここで無駄な旋回が始まる。成田空港の発着時間が原則的に午前6時から午後11時までのため、成田空港開港待ちで九十九里浜手前をグルグルグルなのだ。しかも先客が数便いる。そんなわけで成田空港に着いたのは6時13分でした。


来年はこの便で、成田空港から仕事始めに直行できるでしょうか?
Ans:日系便なら大体大丈夫!



最後に後々知ることになるのだが、同時期にダナン・ホイアンに滞在していた芸能人はこんな感じでした。

・高田秋(自分のSNSで発信。なぜ水着姿じゃないのか腑に落ちん)

・櫻井翔(1/4の昼下がり、ダナンの高級ホテルのプールサイドにて元ミス慶応の女性と。週刊文春スクープ)

・不倫騒動が公表される直前の杏・東出昌大夫婦(12/31ホイアン・ミーソン遺跡にて。週刊文春スクープ)
  



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