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ラスベガス&アメリカ国立公園旅行記
【8ちゃいじゃないけど、はっちゃけ岩まつり♪】

(2012年8月11日〜2012年8月19日)

★ 3日目 


朝7時、16時間の時差を考えれば一昨日まで23時、B&Bインカインで朝食をいただいております。この道をまっすぐ行けばアーチーズ。

オレンジジュースで寝起きののどを潤して、マフィンとゆで玉子を頬張りながらコーヒーを味わふ。発汗量多めなのでゆで玉子の塩は多め。

アメリカのコーヒーってあまりウマく感じないけどスタバのコーヒーはやっぱウマいです。個人的には日本で重宝しないスタバを見直しました。この宿に泊まって良かったです。どんな告白や。
 
ラスベガス&アメリカ国立公園旅行記

本日は念願のアーチーズ国立公園です。あまり天気は良くなかったけど、平均最高気温37度のアーチーズなんだから少々曇っていてくれた方が涼しくてよろしかろう。と思いっきりプラス思考でGOです。とは言っても灼熱のアーチーズ。遊ぶのは午前の部と夕方の部に分けております。
 
アーチーズ国立公園

で、午前の部、道中、コートハウスタワーズ、パークアベニュー、バランスロックと見どころ満載ですが、そこらは帰りに寄るとして、朝一に目指すはアーチーズの最も奥にあるデビルスガーデンです。人気スポットなので駐車場確保のために他のクルマもびゅんびゅんしています。無事に車道の終点にクルマを止め、世界最長のアーチであるランドスケープアーチまで片道20分のトレイルです。

なかなか画像では伝えきれないけどワイルドな岩肌むき出しの風光明媚なトレイルはあっという間。そしてランドスケープアーチが。今は世界一だけどいつ崩れて世界一の座から転げ落ちてもおかしくないこの儚さ。「儚い」って人の夢って書くんだね、と誰かが言っていたような。

で、涼しかったせいかまだまだ体力が余っていたのでその先ダブル・オー・アーチのトレイルにも挑戦。ここからはガイドによれば中級者向きだとか。確かに薄っぺらな恐竜の背中を渡るような場所もあるし、風もめちゃくちゃ強い。でもそれがなかなか変化に富んで面白い。安易に勧められないけど、是非是非なトレイルですね。
 
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園

ランドスケープアーチから20分後、ダブル・オー・アーチに到着です。簡単に言えば、一枚岩に2か所穴が開いている態でアーチっぽくはない。ただアーチの定義を知る気もない。でもなんだな、まったくその強烈さが伝わらん。仕方がない、嫁よ大きさを示すためにタバコの箱のごとき役目になりやがれ。顔にボカシ不要のミクロマンです。

この先にもプリミティブトレイルなるものもあるんだけど、お昼ご飯と夕方のトレイルを考えて自重してみた。とは言え、ダブル・オー・アーチから帰り道、いろんなアーチにお手軽な寄り道してみた。ブラックアーチにナバホアーチ、パーティションアーチ。パーティションアーチはなかなかおススメです。
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園

クルマに戻る際、再度ランドスケープアーチ前を通過。アーチの向こうに青空がのぞいていたのですかさずバシバシ撮り直し。のんびりしすぎて3時間も遊んでしまいました。

モアブの町に戻る際は、これもいつ崩れてもおかしくないバランスロック周辺を散策して、マンハッタンの目抜き通りに似たパークアベニューの写真をバシバシさせていただきました。
アメリカって本当に何かに例えるのが好きですね。比喩ですやん。確か前日のアンテロープにも偉人さんの顔に見立てた岩肌があったような。なにはともあれありがとうございました。
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園


午前のトレイル終了後は食事を調達してB&Bに。今回の昼飯は大当たり。まあ事前調査済みなので当然の結果かもしれませんが、昼しかやっていない黄色いワゴン車Quesadilla Mobillaです。スマン、日本語読みはできん。

スイートゥンスパイシーのラージサイズを注文して夫婦でシェアしてみた。画像はシェア後の半身のもの。なんかボリューム感があまりないけどポテトやマッシュルーム、ホウレンソウなどヤサイたっぷり。味はチェダーチーズの濃厚さとコクが辛味担当のチリの役目を尊重しつつバランスが巧みで、ヤサイの味が濃くて最高にウマい。

 
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タコスと言えばタコスだけど、これをおかずにパンだって食えそうだ。もしかして夕方もやっているんじゃないかと午後のトレッキング後に再訪したくらいウマかった。まあしかし昼しか営業していない店がやっているわけもないわけで、その点で偶然好きな子に出会った場所に何度も再訪してしまう男ゴコロによーく似ている。

その後はお腹いっぱーいで、昼シャンして牛になりました。いや〜昼寝って最高のデザートやん。
 
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夕方はデリケートアーチへ。夕方といっても16時、日没が20時なのでまだまだ明るい。夕暮れ時のデリケートアーチがきれいだとか言うけれど、空はどんより、懐中電灯持参で晴れる保証のない夕暮れを期待するのは酷。なにより20時までいたら夜ゴハンが食えん。

そんなわけでまだ陽も高い16時に行ってみました。しかしこの片道45分のトレイルはややきつい。足場はダブル・オー・アーチと比べて楽勝だけど景色がつまらなさすぎる。別に黄色いお花を愛でたいなんて思わないけど変化がなくて辛かった。

とはいえ、目的地にこんなものが威風堂々と仁王立ちしていたら思わずぷっぷっぷと吹き出してしまうはず。しかしこれも写真ではそのパワフルさが伝わらん。仕方ない、嫁よ君じゃ役不足だ。あの男気溢れるブツには僕のような男気溢れた人間がタバコの箱のごとき役目にならなきゃならんだろ。撮れ、僕を撮るんだ。僕の顔を無修正で晒してやる。

 
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園

なんでこんなアーチができたんでしょうか?その場で砂嵐に吹かれまくったら、その皮膚の痛さに少し納得でした。砂は針だ。砂は凶器だ。




帰りの車中はそんなデリケートアーチの偉大さを語り合ったかというとそれは不正解。正解は晩飯会議。実は昨日のチャーハンが多すぎて半分冷蔵庫に眠らせてあった。部屋には電子レンジもある。それにやっぱ汁物が食いたい。所帯染みてるって?そりゃ所帯旅行なんだから仕方がない。

 
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そんなわけで再び四川榕に。注文したのは2人で行ってベジタブルヌードル1個のみ。さすが節約家である。店員から2人で一杯のラーメンかよ、とツッコまれそうだがこれまた仕方がない。11ドル強のお会計時、100ドル紙幣を出したら店主さんがお釣りを90ドルくれたのは、たぶんそのアレに違いない。そんな気持ちで頬張ったラーメンはザーサイの味が強すぎました。

本日はトレッキング三昧の一日でした。晩酌中の旦那の向こうではベッドの真ん中でデリケートアーチのような寝相の嫁が。
ここで一日振り返って恐ろしいことに気が付いた。たった5マイル先のアーチーズに2往復しただけなのに、本日の走行距離は87マイル(139.2q)。アーチーズまでは近い。しかしアーチーズ内は広すぎる。結論、すぐそこだと思って甘く見ているとガス欠になるやつや。


 
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